レオナルド・ディカプリオ「完全に天才」、ジョナ・ヒル「彼のような演技を見たことがない」お互いの演技を大絶賛!


▲(左から)ジェニファー・ローレンス、レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、ジョナ・ヒル、アダム・マッケイ監督

レオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスを主演に迎え、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデ、ジョナ・ヒル、マーク・ライランスという名だたるキャスト陣が集結し、巨大彗星衝突という地球の危機を発見した天文学者と教え子が、世界の人々にその事実を何とかして伝えようと奔走する、ユーモア満ち溢れる超豪華エンターテイメント『ドント・ルック・アップ』が、12月24日よりNetflixにて配信される。このほど、現地時間12月5日(日本時間12月6日)にNYにてワールドプレミアが行われ、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ジョナ・ヒル、アダム・マッケイ監督らが登壇した。

はじめに、本作を手掛けたアダム・マッケイは、空前絶後の俳優陣が集結した本作について、「この映画の素晴らしいところは、スペシャルなコラボレーションが実現したことです。このチームを見ることは、これまで僕が体験したことがない特別な体験でした」とコメント。続いて、本作で演じたどこか冴えないミンディ博士とはうってかわって、いつも通り圧倒的なスターオーラを身にまとったディカプリオは、本作について「僕はもう何十年もこの主題(気候危機)の作品を探していたのです。アダムが全く違う二人の科学者を描いたことがとても気に入っています。一人はローレンスが演じた、まるでグレタ・トゥーンベリのように非常に率直な人物、そしてもう一人は僕が演じた、制度の中でなんとかしようとする人物です。それと、アダムがこの映画をとても誠実に描いたことを嬉しく思っています。特に今この時代にあって、この映画はとても重要な作品です」と自身の探し求めていた作品に参加できた思いを熱く語った。

ミンディ博士の教え子ケイトを演じたローレンスは、スパンコールが散りばめられた華やかなドレスを身にまとい登場し、「人々が、ある真実を認めたくないという理由で、全人生をかけて真実を研究している人たちが門前払いされてしまうのはあまりに悲しく、悔しいことです」と役柄への思いを吐露。二人の必死の訴えをまともにとりあわず、ひたすら保身に走るオーリアン大統領を演じたメリル・ストリープは「この人物を作り上げるのは楽しい作業でした。オーリアン大統領は純粋にステータスが欲しいだけなんです。それに権力と金を蓄え、さらなる権力と金を求める。そして何よりも髪とネイルをいつも綺麗に整えておきたいだけ」と役柄について楽しげに振り返り、過去に3度のアカデミー賞受賞に輝いた名優らしい、自信に溢れた様子を見せた。また、オーリアン大統領に圧倒的な忠誠心を見せ、二人を鼻であしらい続ける補佐官を演じたジョナ・ヒルは、胸元の開いたワイルドなスーツで登場し「アダムはこの作品でほとんど不可能に思えるようなことをやってのけました。恐ろしい問題をテーマにしてコメディの要素を使い、人々が許容できるように、もしくは愉快になれるようにまでしたのです。作品全体が真実で、脅威で、笑えると思います」と真面目なテーマでありつつもユーモアに溢れた作品であることを説明した。

次に、俳優として本作に登場し、先日リリースされた劇中歌「Just Look Up」を歌唱したアリアナ・グランデについて聞かれたローレンスは、「私はアリアナ・グランデの音楽とスコットの大ファンなんです。だから圧倒されましたよ。だって、普通は交わることのない世界にいますから。でも彼女となんて話したらいいかわからなくて。彼女は素晴らしかったです」と語り、豪華キャストに興奮したというエピソードを明かした。

友人同士であり本作で3度目の共演を果たしたディカプリオとジョナは、「ジョナは完全に天才です。彼は僕の友達だけど、本当に卓越した体験をもたらしてくれました。あと100本くらい一緒に仕事したいです」、「もしレオのことを個人的に知らなかったとしても、僕にとって最高の俳優は誰かと聞かれたら、僕は彼(レオ)と答えます。彼のような演技を僕は見たことがありません。僕が言わなくてはならないのはそれだけ。圧倒的です」とお互いの演技について大絶賛。ディカプリオ、ローレンス、メリルをはじめとした、アカデミー賞受賞・ノミネート歴を誇る豪華キャスト陣が本作への自信を語り、早くも映画賞への期待も膨らむ会見となった。また、会場には『ミッドサマー』、『ブラック・ウィドウ』のフローレンス・ピューなども駆けつけ、豪華ハリウッドスター達が一挙に集った。


▲フローレンス・ピュー

Netflix映画『ドント・ルック・アップ』
12月10日(金)より、一部劇場にて公開
12月24日(金)より、Netflixにて独占配信
監督・脚本:アダム・マッケイ
出演:レオナルド・ディカプリオ ジェニファー・ローレンス ロブ・モーガン ジョナ・ヒル マーク・ライランス タイラー・ペリー ティモシー・シャラメ ロン・パールマン アリアナ・グランデ スコット・メスカディ ヒメーシュ・パテル メラニー・リンスキー マイケル・チクリス トメル・シスレー ケイト・ブランシェット メリル・ストリープ

【ストーリー】 落ちこぼれ天文学者ランドール・ミンディ博士(レオナルド・ディカプリオ)と教え子のケイト(ジェニファー・ローレンス)は、驚異の発見をする。それは、地球衝突の恐れがある巨大彗星の存在だった。迫り来る人類の危機を世界中に知らせようと、二人は仲間の協力を得て大統領(メリル・ストリープ)と彼女の息子で補佐官のジェイソン(ジョナ・ヒル)に直訴したり、陽気な司会者ブリー(ケイト・ブランシェット)の番組に出演して危機を訴えるが聞き入れられず、それどころか事態は思わぬ方向へ。果たして二人は地球の危機を救うことができるのか?