犬山紙子『おとなの事情』を激白。男は浮気じゃなく浮気が隠せなかった自分の不手際を反省する!!

イタリアのアカデミー賞ことダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞&脚本賞受賞のほか、アメリカ・トライベッカ国際映画祭脚本賞、ノルウェー国際映画祭観客賞を受賞したパオロ・ジェノベーゼ監督の恋愛ドラマ『おとなの事情』の3月18日公開に先駆け、女子限定特別試写会が開催。トーク・イベントにエッセイストの犬山紙子が登壇した。
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 夕食会で“かかってきた電話やメールを皆に公開する”というゲームを始めた男女7人の“おとなの事情”が暴かれていくストーリーに、「日本でも十分、同じことが起こりえる題材だと思います。秘密を打ち明けた人の反応もですが、秘密を打ち明けられた側の対応がすごくリアル。ああいう時に人間の本性って出てしまうものですね。あと浮気がバレたときの男性。どうして彼らって浮気したことじゃなく、浮気の証拠をうまく隠せなかった自分の不手際を反省するんですかね」と“負け美女研究家”らしい視点から作品を分析。
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「私の友人に、何度彼に浮気されても10年間別れない美女がいるのですが、やっぱり彼女もスマホを見ちゃう派なんです。私なんかは見なきゃいいのに、と思うのですが、浮気が発覚したとき、9割は悲しいのですが、1割は見つけた瞬間に快感を感じるそうです。『ほら、見たことか』って。もはやハンターですよね。その1割の快感があるから、ずるずると別れられない。どっちもどっちなんでしょうね(笑)。でも、離婚とか別れの理由を考えている人以外は、相手のスマホなんて見ないほうがいいですよ。私は旦那を信頼するようにしているので、スマホもいつ見られてもいいようにしていますが、本当に見られたら…BL(ボーイズ・ラブ)の検索履歴とかねえ。旦那には私のBL趣味も告白していますけど、実際に履歴で画像を見られたら、やっぱりちょっと気まずいじゃないですか(笑)」

ちなみに会場に来た女性たちと共有したい格言を聞かれた犬山は「“女性のカンは鋭いから嘘つけないよ”って言う男性は要注意です。私の今までの経験上、100%嘘つきですから」と即答。これには会場の女性陣も大きく頷いていた。
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『おとなの事情』
3月18日(土)新宿シネマカリテほか全国順次公開
© Medusa Film 2015