「どんでん返しの帝王」の異名をとり、今年、作家生活10周年を迎える中山七里の傑作小説「護られなかった者たちへ」を、瀬々敬久監督が佐藤健主演、阿部寛共演で映画化する『護られなかった者たちへ』が、10月1日より公開される。このほど、菅野美穂、小川彩佳ら各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。
全身を縛られたまま“餓死”させられるという、異様な手口の連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第3の事件が起きようとしていた。なぜ、被害者はこのような無残な殺され方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。
▼著名人 絶賛コメント
■小川彩佳(news23メインキャスター)
あの震災の表現を直視することに戸惑う自分もいました。それでも「目を背けるな。」そう訴えかけるような創り手の気迫に満ちた画面に、目を、心を奪われ続けました。この作品が誰かの気づき、救いになればと願ってやみません。
■松田丈志(スポーツジャーナリスト)
切なさに涙しました!“あなたは決して一人ぼっちではない。勇気を持って声を上げて!”心の繋がり、助け合いとは何なのか。誰かが声を上げた時に耳を傾けられる自分でありたい!我々の社会に何が本当に必要なのかを問う作品です。
■YOU(タレント)
難しいけれど 小さくても一人でも 護る為に護られる為に 声が出せたらいい 見えない声も探せたらいい そういう声の大きな一つに なってくれた。
■廣瀬俊朗(株式会社HiRAKU 代表取締役/元ラグビー日本代表キャプテン)
今、自分自身が見ている世界、知っている世界が、世の中のほんの一部にしか過ぎないのだと考えさせられた。皆、それぞれいろんな想いを背負って生きている。その中でも、誰かを信じる、誰かのために生きていく、想いを寄せることの美しさが身に染みました。感動しました!
■菅野美穂(女優)
魂で、泣いた。瀬々監督が震災後の東北が舞台の作品に取り組まれる事を知り、完成が気になっていました。震災の後も私たちは変化の中を生きてゆくのですが、長い目で見ると常に変化の中を、人と人とで乗り越えてきたし、これからもそうしてゆくのだと改めて感じさせてくれる映画でした。
そのほか、宇垣美里(フリーアナウンサー)、坂上忍(俳優)ら11名の著名人より寄せられたコメントは、公式サイトに掲載される。
『護られなかった者たちへ』
10月1日(金) 全国公開
監督・脚本:瀬々敬久
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」
脚本:林民夫
音楽:村松崇継
主題歌:桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」
出演:佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 岩松了 波岡一喜 奥貫薫 井之脇海 宇野祥平 黒田大輔 西田尚美 千原せいじ 原日出子 鶴見辰吾 三宅裕司 吉岡秀隆 倍賞美津子
配給:松竹
【ストーリー】 東日本大震災から10年後の仙台で、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられるという不可解な殺人事件が相次いで発生。被害者はいずれも、人格者として知られた人物だった。捜査線上に浮かんだのは、別の事件で服役し出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の(阿部寛)は、利根と被害者たちとの接点を見つけ出し彼を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。なぜ、このような殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。
©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会