史上最もパンクな犯罪者の知られざる真実!『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』予告編&新場面写真

『1917 命をかけた伝令』のジョージ・マッケイが主演を務め、オーストラリアの伝説の反逆者ネッド・ケリーの素顔に迫る映画『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』が6月18日より公開。このほど、予告編と新場面写真が公開された。

腐敗した権力に屈することを拒否し、兄弟や仲間たちと“ケリー・ギャング”を結成、国中にその名を轟かす反逆者となった、ネッド・ケリー。本作は、これまで英雄としてのみ語られていたネッド・ケリーを、悲惨な境遇から抜け出そうと、苦悩し、怒り、闘う、ひとりの若者として描き出したピーター・ケアリーのブッカー賞受賞同名原作を映画化した。

予告編は、19世紀の荒廃したオーストラリアの大地で、ジョージ・マッケイ演じる、貧しいアイルランド移民の子ネッド・ケリーが銃の撃鉄を起こし何かへと向かう姿から始まる。母から、山賊(ラッセル・クロウ)に売り飛ばされた幼きネッドはやがて成長し、無実の罪で反逆者へと仕立てられていく。横暴な警官たちからは「君たちが苦しむの見たい」「逮捕するしかない」と脅され、母まで投獄された末に、ネッド率いる四角い鉄兜をかぶった反逆者集団「ケリー・ギャング」が誕生する。打ちのめされるような苛烈なシーンと、それでも悲惨な境遇を打ち破ろうとする若者たちの様子が次々と展開する予告編となっている。後半に流れるのは、なんとジョージ・マッケイはじめ、ケリー・ギャングを演じる4人の役者たちで、映画の役作りのためだけに結成されたパンクバンド“FLESHLIGHT”の楽曲だ。

『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』
6月18日(金)より、渋谷ホワイトシネクイント、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督・製作:ジャスティン・カーゼル
製作:リズ・ワッツ ハル・ヴォーゲル
原作:ピーター・ケアリー「True History of the Kelly Gang」
脚本:ショーン・グラント
出演:ジョージ・マッケイ ニコラス・ホルト ラッセル・クロウ チャーリー・ハナム エシー・デイヴィス ショーン・キーナン アール・ケイヴ トーマシン・マッケンジー
配給:アット エンタテインメント

【ストーリー】 19世紀、オーストラリア。貧しいアイルランド移民の家庭に育ったネッド・ケリー(ジョージ・マッケイ)。頼りにならない父の代わりに、幼い頃から、母と6人の姉弟妹を支えてきたが、父の死後、生活のため母はネッドを山賊のハリー・パワー(ラッセル・クロウ)に売りとばす。ネッドはハリーの共犯として10代にして逮捕・投獄されてしまう。出所したネッドは、娼館で暮らすメアリーと恋に落ち、家族の元に帰るが幸せも長くは続かない。横暴なオニール巡査部長(チャーリー・ハナム)、警官のフィッツパトリック(ニコラス・ホルト)らは、難癖をつけてはネッドや家族を投獄しようする。権力者の貧しい者への横暴、家族や仲間への理不尽な扱い。自らの正義、家族と仲間への愛から、ネッドは弟らや仲間たちと共に“ケリー・ギャング”として立ち上がり、国中にその名を轟かすおたずね者となっていく…。

© PUNK SPIRIT HOLDINGS PTY LTD, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, ASIA FILM INVESTMENT GROUP LTD AND SCREEN AUSTRALIA 2019