『グラディエーター』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ラッセル・クロウが主演を務め、世界中でロックダウンが相次いだ後の公開にもかかわらず、18の国と地域でNo.1ヒットを記録したスリラー『Unhinded(原題)』が、邦題『アオラレ』として5月に公開されることが決定した。併せて、場面写真がお披露目となった。
本作は、今や身近な恐怖として社会問題となっている「あおり運転」の恐ろしさを描くノンストップ・アクションスリラー。子供を送り届けるため車を走らせるシングルマザーのレイチェルは、見知らぬ“男”と信号で言い合いになってしまう。「運転マナーがなっていない」とその男に言われ、謝罪を求められるが、レイチェルはそれを拒否。しかし、そのささいな小競り合いから、レイチェルは想像もしていなかった恐怖に巻き込まれることに。男は常軌を逸した行動でレイチェルを追い詰めていく。果たして、レイチェルは彼の“アオリ”から逃げ切ることが出来るのか。
監督を務めるのは、『レッド・バレッツ』、『幸せでおカネが買えるワケ』のデリック・ボルテ。出演には、謎の“男”役にラッセル・クロウ、“男”の暴力的なあおり運転のターゲットになってしまう母親レイチェル役に『移動都市/モータル・エンジン』のカレン・ピストリアス、息子カイル役に『チャイルド・プレイ』のガブリエル・ベイトマンが扮する。
場面写真には、凄みを増した顔圧と鋭い眼光でこちらを“アオル”男(ラッセル・クロウ)の姿が収められ、どこまでも追いかけてきそうな恐怖を感じさせる。まさにラッセル史上最恐のキャラクターであり、映画史に新たな歴史を刻む“悪漢”の誕生を予感させる。さらに、その“男”から逃げ惑いながらも必死に戦おうとする母親と息子の逼迫した様子も写し出され、果たして親子が無事にこの‟男”から逃げ切れるのか、予測不能な展開に期待が高まる。
『アオラレ』
5月 全国ロードショー
監督:デリック・ボルテ
出演:ラッセル・クロウ カレン・ピストリアス ガブリエル・エイトマン ジミ・シンプソン オースティン・マッケンジー
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)は今日も寝坊。あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻に、ついに首となる。最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。クラクションを鳴らすがまだ動かない。イラついたレイチェルが追い越すと、つけてきたドライバーの男(ラッセル・クロウ)が「運転マナーがなっていない」と言う。レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。信じられない狂気の執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった…。
©2021 SOLSTICE STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.