「妖怪人間ベム」の生誕50周年を記念して、2019年に完全新作アニメとして制作・放送されたTVアニメ「BEM」を映画化する『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』が、今秋に公開される。このほど、ゲスト声優として、ベムの親友バージェスの声をKis-My-Ft2の宮田俊哉が担当することが発表された。
本作は、アニメ「妖怪人間ベム」の持つ設定やメッセージ性を残しつつも、全く新しい解釈を施して舞台設定やキャラクターを大胆に変更し、2019年に制作・放送された完全新作TVアニメ「BEM」の劇場版。
アニメ好きとしても知られるKis-My-Ft2の宮田は、ベムの親友のバージェス役を演じる。バージェスは、ドラコ・ケミカルの広報部に所属し、記憶を失い、人間“ベルム・アイズバーグ”として働くベムの同僚。家が近いため、毎朝ベルムを迎えに行き一緒に出社している親友でもある。基本的にノリが軽いお調子者で軽薄な印象を与えるが、その裏にはある秘密があった…。
本作が声優初挑戦となる宮田。収録当日、とても緊張していたというが、本番ではその本領を発揮。声優初挑戦とは思えないほどの迫真の演技に、監督やプロデューサーといったスタッフ陣も太鼓判を押している。
■宮田俊哉(バージェス役) コメント
アニメが大好きで挑戦してみたい気持ちはずっとあったので、今回オファーを頂いてすごく嬉しかったのですが、大好きなだけに同時にプレッシャーも大きかったです。収録日前にはアフレコの見学をさせていただき、その時にはガヤの収録にも参加させていただいたりして、できる限りの準備はしました。でも、実際に演じてみると、ドラマとか舞台でのお芝居とは違って、キャラクターの些細な体の動きにも全部アドリブを入れなければいけないのが難しかったです。僕が演じるバージェスは、ベムの親友で会社の同僚なんですけれども、僕が演じてきた中で一番軽薄だと言ってもいいぐらいに軽薄で、しかも実はある秘密が…というキャラクターです。かなり「むかつく」けど作品のキーになるキャラで、きっと皆様の感情を大きく揺さぶると思います。初めて声優に挑戦させていただいて、最初は右も左もわからなかったのですが、いろいろな方からアドバイスを頂いてちゃんと形になったと思います。その成果をぜひ劇場で確認していただけたら嬉しいです。
『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』
今秋 全国ロードショー
監督:博史池畠
脚本:冨岡淳広
キャラクター原案:村田蓮爾
キャラクターデザイン:松本美乃
アニメーション制作:Production I.G
声の出演:小西克幸 M・A・O 小野賢章 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
配給:クロックワークス
【ストーリー】 壮麗と退廃、繁栄と貧窮が運河を隔てて共存する都市「リブラシティ」。若き女性刑事・ソニアは、街で頻発する不可思議な事件を追う中で、“ベム・ベラ・ベロ”と呼ばれる3人と出会う。醜い姿に変身する彼らはやがて妖怪人間と名付けられ、事件の容疑者として追われることとなるが、彼らこそが事件を解決し人々を助けているのだった。すべては「人間になりたい」という願いを叶えるため。Dr.リサイクルにより異能力を与えられた怪人たち、腐敗した警察、街を裏で支配する「見えざる議会」、そして、その首魁であるもう一人の妖怪人間・ベガと対峙するベムたち。人間の差別意識の象徴ともいえる運河の橋を破壊するほどの激闘の結果、ベムたちはリブラシティを守り、姿を消したのだった…。それから2年。ベムの行方を探し続けていたソニアは目撃情報を元に「ドラコ・ケミカル」という製薬会社を訪れる。そこで出会ったのはベムに瓜二つの人間“ベルム・アイズバーグ”だった…。
©ADK EM/劇場版 BEM 製作委員会