『貞子 3D』シリーズ、『賭ケグルイ』の英勉監督が、森崎ウィン主演、emma共演で贈る『妖怪人間ベラ』が、9月11日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
「妖怪ウォッチ」「ゲゲゲの鬼太郎」に並ぶ3大妖怪コンテンツであり、50年を経てなお様々な場所でリメイクされ、2011年には実写ドラマからの映画化、そして今秋には完全新作TVアニメの劇場版が公開されるなど今なお進化を続けている「妖怪人間ベム」。多くのファンを持つ本作が、今度は妖怪人間ベラに焦点を当て、年齢設定も女子高生という新たな視点から誰も予想しなかった物語で誕生する。
オリジナル作品として映画化した本作でメガホンをとったのは、『貞子 3D』シリーズでホラーの新境地を開拓し、『賭ケグルイ』シリーズで現代が抱える生々しくもどこかファッショナブルな狂気を描くなど、今を生きる敏感な若者の心情や描写に定評のある英勉監督。「妖怪人間」の世界観をより狂気へと導き、ドラマチックに描き切った。
「妖怪人間ベラ」によって狂わされていく主人公・新田康介を演じるのは、カリスマ歌手・尾崎豊をモデルにした映画『シェリー』(2014)で初主演を務め、スティーブン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(2018)ではハリウッドデビューも果たした森崎ウィン。そして物語のキーとなるベラ役に、雑誌の表紙を飾りプロモデルデビューを果たした、同性代から絶大な人気を誇るemmaが扮する。そのほか、相棒シリーズでもお馴染みの名バイプレイヤーの六角精児や、最近はバラエティでも活躍の場を広げるなどマルチな才能を発揮している堀田茜、また若手有望株の清水尋也、吉田凜音、桜田ひより、小野寺晃良とベテランから今が旬な俳優までバラエティに富んだキャストが脇を固める。
主題歌は BREAKERZ の新曲「BARABARA」。オリジナルが持つホラーの世界観を完全に表現し、登場キャラクターのドラマ性や切なさを描くことで作品に確かな深みと彩りを添える。
『妖怪人間ベラ』
9月11日(金)より、池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマほか全国順次ロードショー
監督:英勉
原作:ADKエモーションズ
脚本:保坂大輔
音楽:野崎美波
主題歌:BREAKERZ「BARABARA」
出演:森崎ウィン emma 堀田茜 吉田奏佑 吉田凜音 桜田ひより 清水尋也 六角精児
配給:DLE
【ストーリー】 広告代理店に勤める新田康介(森崎ウィン)は今や忘れ去られたコンテンツである「妖怪人間ベム」の特集のため、後輩の篠原弘樹(清水尋也)と渋々訪れた廃墟で偶然にも幻の最終回を目にしてしまう。その予想もしなかった衝撃の結末に狂いそうになる新田!彼女が街に現れたのはちょうどその時だった…。転校先の学校でも周りとは明らかに違う雰囲気を持ちながら物静かなベラ(emma)はいつも一人ぼっち。でも独特な美貌の持ち主である彼女に興味を抱いた同級生の牧野沙織(桜田ひより)はすぐに仲良くなろうと近づく。しかし同じ学校の人気者・綾瀬莉子(吉田凜音)のファンでもある彼女の精神は得体のしれない狂気にむしばまれながら病んでいく。一方執拗にベラを追う新田も徐々に狂気的な行動が目立つようになり、次第に家族の鮎美(堀田茜)や陽太(吉田奏佑)との間にも不穏な空気が流れるようになっていく。そんな夫を不安に思った鮎美は探偵の霧島(六角精児)に調査を依頼するも、常に異常なまでに冷静沈着でいる霧島。そしてやがて訪れるベラとの出会い。霧島の真の目的。ベムとベロの行方。果たして幻の最終回が意味するものとは…。
©2020映画「妖怪人間ベラ」製作委員会