井上真央 × 杉田真一監督「美しい灰色の映画になれば」娘と母の繊細な家族像を描く『閉じ込めた吐息』製作開始!

映画長編デビュー作『人の望みの喜びよ』で第64回ベルリン国際映画祭にてスペシャルメンション(準グランプリ)を受賞した杉田真一監督が、井上真央主演で“娘”と“母”の繊細な家族像を描く『閉じ込めた吐息』が、3月より製作を開始することが発表された。

本作は、“娘”と“母”であるからこその伝えられない感情の複雑さを繊細に描くドラマ。主演を務めるのは、『八日目の蝉』『白ゆき姫殺人事件』で主人公を演じた井上真央。脚本を読んだ井上が出演を快諾した。

監督は、映画長編デビュー作『人の望みの喜びよ』で第64回ベルリン国際映画祭にてスペシャルメンション(準グランプリ)を受賞し、「光り輝く宝物のような映画」と評され、「第42回 Festival Sesc Melhores Film」「第10回 Tel Aviv International Children’s Film Festival」などブラジル、イスラエル、UAE、イギリスと世界的に評価が高い杉田真一。本作のオリジナル脚本も手掛ける。井上と杉田監督は本作で初タッグとなる。

本作は、3月より愛知県・刈谷市を中心に撮影を予定している。

■杉田真一(監督) コメント
本作主人公の夕子に、井上真央さんの息を吹き込んで頂けることとなりました。オリジナル脚本として描いた夕子が、ようやく体温を持つんだなぁ、生き始めるんだなぁと思うと、今から楽しみで仕方がありません。井上真央さんでしか表現出来ないであろう繊細さと強さ。そのあいだで揺らぐ言葉にならない“思い”を、こぼしてしまわない様に、そっと掬い取れればと考えています。白や黒のはっきりしたコントラストだけでは描けない、そんな豊かで美しい灰色の映画になればと思っています。

『閉じ込めた吐息』
監督・脚本:杉田真一
出演:井上真央

©「閉じ込めた吐息」製作委員会