新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動の時代・幕末を描いた、歴史小説界の巨星・司馬遼太郎のベストセラーを、原田眞人監督が岡田准一主演、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明共演で映画化する『燃えよ剣』が、5月22日より公開される。このほど、新選組の主要メンバーが勢揃いした新カットがお披露目となり、併せて、追加キャストとして、渋川清彦、森本慎太郎、村上虹郎、マギーらが出演することが発表された。
▲(左から)斎藤一(松下洸平)、藤堂平助(金田哲)、山南敬助(安井順平)、沖田総司(山田涼介)、近藤勇(鈴木亮平)、土方歳三(岡田准一)、永倉新八(谷田歩)、井上源三郎(たかお鷹)、原田左之助(吉田健悟)
新カットには、愛刀を手に、凛々しい表情を浮かべる新選組隊士が集結。貫禄溢れる副長・土方歳三(岡田准一)を筆頭に、局長の近藤勇(鈴木亮平)、一番隊組長の沖田総司(山田涼介)ほか、六番隊組長・井上源三郎(たかお鷹)、土方と同じく副長を務める山南敬助(安井順平)、二番隊組長・永倉新八(谷田歩)、八番隊組長・藤堂平助(金田哲)、副長助勤・斎藤一(松下洸平)、十番隊組長・原田左之助(吉田健悟)が身に纏うのは、クールでスタイリッシュな黒の隊服。新選組の制服といえば、浅葱色(緑がかった薄い藍色)の「ダンダラ」が有名だが、原田監督が、幹部クラスはダンダラを着なかった。新選組は黒の集団であった、という説を採用し、今回の衣裳を新たに制作。これまでの「新選組」のイメージを一新させた。堂々とした出で立ちとただならぬ眼力で威厳を放つ隊士たちには、まさに“史上最強”の風格が漂っている。
新たなキャストとして、新選組と志を共にする会津藩の公用人・外島機兵衛に、『検察側の罪人』での怪演で注目を浴びた酒向芳。新選組で密偵として活躍する中島登に、個性派俳優・渋川清彦。新選組を尊王派に変えようと企む策士・伊藤甲子太郎に、吉原光夫。そして土方に可愛がられ遺品を託されることになる新選組の若き隊士・市村鉄之助に、1月22日に待望のCDデビューを果たし、今後の活躍に注目が集まる「SixTONES」のメンバー、森本慎太郎が抜擢された。新選組と対立する倒幕派には、土佐出身の下級武士、通称・人斬り以蔵として恐れられた岡田以蔵に、村上虹郎。“バラガキ”時代からの歳三の因縁の相手、七里研之助に、大場泰正。長州藩士で明治維新三傑の一人・桂小五郎に、淵上泰史。池田屋事件の生き残りとして知られる、大沢逸平にマギー。同事件で襲撃される宮部鼎蔵に、三浦誠己が扮する。さらに、沖田に想いを寄せる芸妓・糸里を、『孤狼の血』などで話題の阿部純子が演じ、また、映画『ラスト サムライ』でトム・クルーズが演じた主人公のモデルとなった実在の人物、旧幕府軍の近代化を支援するため来日したフランス軍陸軍士官ジュール・ブリュネを、『エル ELLE』などの出演作があるベルギー出身の若手俳優ジョナス・ブロケ、歳三が慕う実姉・のぶを坂井真紀、その夫で歳三の義兄にあたる佐藤彦五郎を山路和弘が熱演する。
『燃えよ剣』
5月22日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:原田眞人
原作:司馬遼太郎「燃えよ剣」
出演:岡田准一 柴咲コウ 鈴木亮平 山田涼介 尾上右近 山田裕貴 たかお鷹 坂東巳之助 安井順平 谷田歩 金田哲 松下洸平 村本大輔 村上虹郎 阿部純子 ジョナス・ブロケ 大場泰正 坂井真紀 山路和弘 酒向芳 松角洋平 石田佳央 淵上泰史 渋川清彦 マギー 三浦誠己 吉原光夫 森本慎太郎 髙嶋政宏 柄本明 市村正親 伊藤英明
配給:東宝 アスミック・エース
【ストーリー】 江戸時代末期。黒船が来航し開国を要求した。幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す倒幕派の対立が深まりつつあった激動の時代…。武州多摩の“バラガキ”だった土方歳三(岡田准一)は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇(鈴木亮平)、沖田総司(山田涼介)ら同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨(伊藤英明)を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率し、新選組は倒幕派勢力の制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪(柴咲コウ)と運命的に出会い惹かれあう土方だったが時流は倒幕へと傾いていき…。
© 2020 「燃えよ剣」製作委員会