磯村勇斗「こんな嬉しい事はない!」、大槻ケンヂ「人生の教科書映画」著名人絶賛!『ゾンビ-日本初公開復元版-』

“モダン・ゾンビの祖”ジョージ・A・ロメロ監督が手掛け、ホラー映画の金字塔と称される『ゾンビ』の幻の日本初公開版を復元した『ゾンビ-日本初公開復元版-』が、11月29日より公開される。このほど、著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

今年は、ゾンビ映画を世界的人気ジャンルに押し上げたジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』日本初公開から40周年という節目の年。ファンの間では“幻のバージョン”と噂されていた日本初公開版は、本作の非英語圏の配給権を得たダリオ・アルジェントが監修を務めたバージョンに、当時の日本の配給会社が“ゾンビ”発生の説明を加え、1979年時に過激とみなされた描写に独自の編集を施した日本だけのバージョンとなっている。

▼著名人 絶賛コメント

■磯村勇斗(俳優)
40年前、突如として日本を襲った映画『ゾンビ』。当時僕は産まれていない。あの衝撃をみんなと共有したかった。しかし、幻の「日本初公開版」が再上陸!こんな嬉しい事はない。そう!これが『ゾンビ』なんだと原点に戻った。
今なお、ゾンビ愛溢れる人が世界中にいるのも、生みの親ジョージ・A・ロメロがいたからだ。彼こそが生ける屍。

■大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)
どんなにつらくてもあきらめるな、生きろ!生き抜いて見せろ!!と教える人生の教科書映画『ゾンビ』。中でもこのバージョンはシンプルでストレートにそのメッセージをビシッ!と伝えてくれて大好き。音楽も最強!僕は今でもよくライブ直前にゴブリンのゾンビを聴きます。闘争心に火がつく。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
ロメロをまだ知らない15歳の僕は、ダリオ・アルジェント作品としての『ゾンビ』を観た。死ぬほどの衝撃を受けて以来、TVでビデオでLDで劇場でDVDでBDで、数え切れない程のヴァージョンの『ゾンビ』を観た。でも、僕の人生を変えた『ゾンビ』は、“日本初公開版”なのだ。ああ、やっとあの“初恋の『ゾンビ』”に再び逢える。40年間、生ける屍だった僕は、これで生還出来る。

■ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)
40年前のあの日、小学校の教室で、昨日観たとある映画の衝撃を鼻息荒く語っていたスズキくんの気持ち、ようやく追体験できるよ……!

■上田慎一郎(映画監督)
2017年7月。『カメラを止めるな!』の編集中にジョージ・A・ロメロ監督の訃報を聞いた。なんだか背筋が伸びたことを覚えている。『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で“ゾンビ映画の定義”を示したロメロ監督は、本作『ゾンビ』でそれを確固たるものにした。この映画がなければ、今の僕はない。ありがとう、ゾンビマスター。

■ぺえ(タレント)
ホラー、アクション、コメディ、3つの要素で楽しめる作品です!人間の汚い部分も感じてしまうゾンビ映画で不思議な感覚に引き込まれました。超グロテスクな映像やCGもなくその分、特に感じられる俳優たちの演技力と70年代を感じる明るい音楽が最高にマッチしていました。

■松江哲明(ドキュメンタリー監督)
デジタル修復が当たり前となった現在に、あえて「戻す」という作業に挑んだ結果、まっさらな新作が生まれるという映画の奇跡。それは『ゾンビ』という強靭な素材だからこそ成し得たのだ。残酷カットでストップモーションになる度に、映画とは何かと考えさせられ、40年の時を思う。こんな映画体験は初めてだった。

■樋口毅宏(作家)
小学3年生のとき、東京12チャンネルで放送された『ゾンビ』を友だちと見た。たちまち大好きになってみんなして「ゾ〜ン〜ビ〜」と、ゾンビのマネをして遊んだ。あれから多くのフォロワー作品を観てきたけど、やっぱりこの『ゾンビ』がビッグバンにして、誰も超えられない「ベスト・オブ・ゾンビ」ではなかろうか。

『ゾンビ-日本初公開復元版-』
11月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ
製作:クラウディオ・アルジェント アルフレッド・クオモ リチャード・P・ルビンスタイン
撮影:マイケル・ゴーニック
特殊メイク:トム・サヴィーニ
音楽:ゴブリン ダリオ・アルジェント
出演:デヴィッド・エムゲ ケン・フォリー スコット・H・ライニガー ゲイラン・ロス トム・サヴィーニ
配給:ザジフィルムズ

【ストーリー】 惑星から降り注いだ光線によって地球上の死者が“ゾンビ”として復活。その群れは生者に襲いかかり、噛みつかれた者もまたゾンビへと変貌する。生ける屍たちは瞬く間に世界を覆いつくした。テレビ局員のフラン、彼女の恋人スティーヴン、そしてSWAT隊員のロジャーとピーターはヘリコプターで脱出し、郊外の巨大ショッピングモールにたどり着く。彼らはモール内のゾンビを排除し、何不自由の無い楽園を手に入れた。だが彼らの前に物資を狙う暴走族の一団が現れ、扉をこじ開け乱入してきた。ゾンビ、暴走族、フランたちの三つ巴の殺戮戦がはじまり、血しぶきが壁を染め、肉塊が床を埋めつくす。夜明けとともに生き残るのは果たして…。

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