「飛び出せ!青春」堀田竜成、クランクイン前に「激太りして監督にめっちゃ怒られた」

2.5次元に存在する架空の芸能事務所として、CD、アニメ、ライブ、舞台といった様々なメディアミックス展開を行う「ツキノ芸能プロダクション(通称ツキプロ)」の初の実写映画化となる『LET IT BE –君が君らしくあるように-』が10月4日に公開初日を迎え、同日、池袋HUMAXシネマズにて初日舞台挨拶が行われ、堀田竜成、石渡真修、吉田知央、植田慎一郎、沢城千春、伊藤秀隆監督が登壇した。

大歓声を浴びながら、ステージにあがった堀田は「本日はどうもありがとうございます!こちらから見ると、席がぜんぶ埋まっているように見えますし、遠方から来てくださった方もいると思います」とファンに感謝した。働きながら路上アーティストとして活動していたところをスカウトされ、本作のオーディションで見事主演デビューを飾っており、「まさか、東京出てきて、いきなりこんな大きな作品に携わることができるなんて。演技の経験もない一般人だったので(笑)、不安もありましたが、世界が変わりました。生きるってすばらしい」と晴れやかな表情を見せた。キャスティングについて、伊藤監督は「ファンの皆さんのイメージを損なわない配役を心がけた」とコメント。特に、主演の堀田については「即決だった」と振り返り、「オーディション会場に入ってきた瞬間、まるで少年漫画の主人公みたいな子が来たなと。主人公感がすごかった」。ところが、起用が決まった3カ月後、堀田は「4キロくらい太ってしまい、めっちゃ怒られた」そうで、伊藤監督も「少年漫画から、ギャグ漫画の主人公に(笑)」と苦笑い。その後、堀田は気合いのダイエットに臨み「8キロ体重を落とし」無事にクランクインを迎えたことが明らかに。客席からは、驚きの声があがった。

■堀田竜成 コメント
(電車と並走するシーンについて)1分くらいのシーンですけど、いろんなアングルから撮るし、NGも出したので、2~3キロ走っているんですよ。1回コケちゃいましたし。でも、いい運動になりました。

■石渡真修 コメント
最初にオファーをいただいたときは、(ビジュアルの)デザインしかなく、守人にはカッコ良くて、クールなイメージがあった。でも、ドラマCDを聞かせていただき、「本当にこんな人いる?」ってくらい優しい性格で…。それを表現するのは大変でしたね。僕自身は、もともと優しくないので(笑)。

■吉田知央 コメント
(演技や楽器演奏など)すべてが初めてだったが、台本をいただいてから、(クランクインを前に)1~2ヶ月稽古期間を作っていただいたので、心の準備をし、役作りができました。ここにいる先輩方に囲まれて、やり遂げることができました!

■植田慎一郎 コメント
(クライマックスのライブシーンについて)今日のお客様のなかに、(エキストラとして)参加された方、いらっしゃいますか?あー、いる!あの日はとても寒くて、楽器を持つ手がかじかんでしまって大変でしたが、ファンの皆さんと作り上げることができて、とてもうれしかったです。

■沢城千春 コメント
(本作の原作であるドラマCDにも出演しており)映画との差ですか?まずはみんながどういうお芝居のスタンスなのか見てから、自分の芝居を決めようと思った。実際には、みんなすごくナチュラルな演技だったので、ドラマCDのことは忘れて、この座組にあったキャラクターを演じることを意識しました。

大いに盛り上がった舞台挨拶は、おなじみの「飛び出せ!青春」コールで締めくくられ、出演者とファンが一体に。最後に堀田は「これから、(作品が)どんどん大きくなる予定なので、皆さんと一緒に成長できれば。ぜひ応援よろしくお願いいたします」とアピールし、さらなる飛躍に期待を寄せていた。

『LET IT BE -君が君らしくあるように-』
10月4日(金)より、池袋HUMAXシネマズにて2週限定公開
監督:伊藤秀隆
原作:ツキノ芸能プロダクション「ALIVE」シリーズ(ムービック)
脚本:ふじわら
主題歌・楽曲提供:じょん(滝沢章)
出演:堀田竜成 石渡真修 吉田知央 植田慎一郎 沢城千春 江口拓也 土岐隼一 おかやまはじめ
配給:キュー・テック

【ストーリー】 音楽が大好きな少年・大原空(堀田竜成)は、中学二年生の時に授業の課題で一曲の歌、「LET IT BE」を作る。それを軽い気持ちで動画サイトにアップしたところ、一夜にして大ヒット。一般のニュースにも取り上げられて、一躍時の人となったのだった。自信を持った空は楽曲制作に夢中になっていく。しかし、その後作った歌の評判はどれも思わしくなく、ついには空を攻撃するようなコメントも飛び交うように。傷ついた空は、音楽に触れることをやめたのだった。時は流れ、空は高校二年生となり、「三年生を送る会」のメンバーとして、校内を忙しく走り回っていた。会の目玉の一つとして、在原守人(石渡真修)、神楽坂宗司(吉田知央)、宗像廉(植田慎一郎)、七瀬望(沢城千春)と即席バンドを組んでライブをすることになったのだ。「この歌は俺だけの歌じゃない。みんなで一緒に作った最強の歌だもんな。だから…さぁ、音楽をはじめよう!」