【ついに口を開いた!】『デッドプール』続編降板の真相を監督ティム・ミラーが明かす!!

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Collider

『デッドプール』は第1作の大ヒットを受けて続編製作にすぐに取りかかったが、製作の前段階でトラブルが発生し、監督のティム・ミラーは製作上の意見の相違を理由に監督を降りることになった。それ以来、ミラーは口を閉ざしていたが、インタビューの中でその理由を明かした。Colliderほか米メディアが伝えている。

ミラーと主演でプロデューサーのライアン・レイノルズが、続編の展望に対して異なった意見を持ったとネット上で噂されていた。『デッドプール』は低予算で作られ、あまり信憑性はないが、ミラーがもっと大きな予算で続編を作ることを希望していたのではないかと報じられていた。しかし、インタビューでミラーは、このプロジェクトを離れることになった理由が、予算ではなかったと明言した。

「熱心なファンにこのことを言いたかったんだ。なぜなら、重要なのは世界のオタクたちが何を考えているかであって、彼らは私の兄弟姉妹だから。私は3倍もの予算のかかるスタイリッシュな映画なんか作りたくなかった。ネットを読んだら…まったくどうでもいいんだけど。しかし、ネットを読む人に聞いてほしい、私は第1作と同じ映画を作りたかった。なぜならそれが登場キャラにとって正しい映画だと思うからだ。だからネットに書かれていることを信じないでほしい」

ミラーはまた、もうひとつの噂について明らかにした。彼が俳優のカイル・チャンドラーをデッドプールの味方であり敵でもあるケーブル役に抜擢したという噂だ。

「私は1作目と同じようにしたかった。カイル・チャンドラーはケーブルにはならないよ。こんな噂は本当にいやだよ」

最近レイノルズが言った、「1作目の撮影は本当に本当に大変だった」、「撮影後の作業でもちょっとしたトラブルがあった」というコメントに応えるかのように、ミラーは1作目の撮影は大変だったという意見に反論した。それどころか、ミラーは「人生で一番いい経験だった」と話す。

「映画作りは大変だという人もいるけど、僕にとっては楽しみなんだ。映画を見ればそれも伝わるだろ? 楽しかったんだ。編集作業でちょっともめたりもしたけど、それは普通のことだし。スタッフもすばらしかったし、続編でみんな戻って来てくれる予定だったし、また楽しむはずだったんだ。この映画は大変なんかじゃなかったし、楽しかったし、人生で一番いい経験だったよ」

『デッドプール』の続編の監督はすぐに見つかった。『ジョン・ウィック』で共同監督を務めたデヴィッド・リーチだ。ミラーは続編の成功を期待し、彼自身もFOXで次の作品にすでに取りかかっている。ベストセラーのサイバー・スリラー「Influx」の映画化だ。

「(『デッドプール』の続編は)いい作品になることを望んでいるよ。登場キャラが好きだし、すばらしいと思うんだ。俳優もすばらしいし、成功してほしいよ。デヴィッドに会ったことはないけど、聞くところによるとすばらしい人物のようだね。登場人物にとって最高の作品になることを願っているよ。FOXにとってもそうさ。彼らはもっと稼いでいいと思うよ。もっと稼ぐ必要があるね(笑)。彼らは本当にすばらしいしよ。」