『オペラ座の怪人』や『キャッツ』など数々の傑作を生み出したミュージカル界の大巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーと、ミートローフやセリーヌ・ディオンなどにヒット曲を提供し、ソングライターの殿堂入りも果たしているジム・スタインマンがタッグを組んだ感動作『Whistle Down the Wind』。その待望の日本初演が、主演に三浦春馬、ヒロインに生田絵梨花、演出に白井晃を迎え、2020年3月に日生劇場にて、ミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』として上演されることが決定した。
映画化もされた同名小説を原作にした『Whistle Down the Wind』は、ウェストエンドにて1000回を超えるロングランを記録し、劇中歌「No Matter What」は世界18カ国でヒットチャート1位、プラチナディスクを獲得している。
日本版では、緻密な舞台演出で様々な名作を生み出している白井晃を演出に迎え、主演にミュージカル『キンキーブーツ』のドラァグクイーン役で第24回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞、再演でも同役を続投し、演劇の世界でもその存在感を確固たるものにしている三浦春馬、そしてヒロインにはすでに日本ミュージカル界では欠かせない女優となり、先日第44回菊田一夫演劇賞も受賞した生田絵梨花という今演劇界で最も注目を集める二人の共演が実現した。三浦春馬は脱獄犯である「男(ザ・マン)」役を、生田絵梨花はその「男(ザ・マン)」をイエス・キリストの生まれ変わりだと信じる無垢な少女・スワロー役をが演じる。
■三浦春馬(男=ザ・マン役) コメント
アンドリュー・ロイド=ウェバーの作品に挑戦させて貰える機会をもらえた事に喜びを隠せません。ずっと仕事をさせてもらいたかった白井晃さん、生田絵梨花さんから沢山の事を学べるこの舞台を丁寧に創り上げ、より多くの方にミュージカルを身近に感じ、劇場に足を運ぶ1つのきっかけになるよう頑張っていきたいと思います!
■生田絵梨花(スワロー役) コメント
音楽を全編聴き、美しいメロディに心揺さぶられました。この作品がどのように作られていくのか今からとても楽しみです。演出家の白井晃さん、三浦春馬さんから沢山吸収させていただきながら、皆さまの心にお届けできるよう精一杯務めます。
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』
2020年3月 日生劇場にて上演
演出:白井晃
出演:三浦春馬 生田絵梨花(乃木坂46)
【ストーリー】 1959年ルイジアナ。脱獄した一人の「男(ザ・マン)」(三浦春馬)が納屋に身を潜める。その「男(ザ・マン)」をイエス・キリストの生まれ変わりだと思い込む少女、スワロー(生田絵梨花)。スワローは母親を亡くし、父親のブーンと幼い妹や弟たちと暮らしていた。母を亡くした悲しみに沈むスワローが望むクリスマスプレゼントは、「死んだお母さんにもう一度会う」こと。その願いを打ち明けられた「男(ザ・マン)」は、汚れなき瞳を持つスワローに自分の本性を打ち明けることができず、キリストとして過ごす事になる。一方、スワローの幼馴染であるエイモスとそのガールフレンド・キャンディは閉鎖的な街を抜け出し、新しい人生を送ろうと企てる。しかし、スワローに思いを寄せ助けようとするエイモスを見て、キャンディは嫉妬し、スワローを罠にはめる。スワローは「男(ザ・マン)」がキリストでないことに気づき始めるが、2人は次第に街の人々との対立に巻き込まれ…。