尾野真千子、一人旅で絶叫体験「あんな悲鳴、初めて聞きました…」ドラマ「連続ドラマW 絶叫」完成披露イベントレポート

尾野真千子主演、安田顕共演で贈る、平凡な女が保険金殺人に手を染めていく姿を描く「連続ドラマW 絶叫」が3月24日よりWOWOWにて放送される。このほど、3月19日に東京・スパイラルホールにて完成披露イベントが実施され、キャストの尾野真千子、安田顕が登壇した。

社会的に、経済的に、不幸な出来事が積み重なることで追い詰められていく陽子を演じた尾野。作品の重いテーマとは裏腹に「こんにちは!」と、甲高い声で挨拶して観客から笑いをとりつつ、「台本を読むと自分がやる役が悲しくて、文字を読むたびに心が痛い。これを伝えることによって、何かがどうにかなるんだろうなと信じて」役を演じたという。

ホームレスを囲い込み生活保護費を奪う悪徳ビジネスを悪びれずに行う神代武役の安田は、今から第一話を観る観客に対して「第一話に、私はほとんど出ていません」と衝撃の告白。会場が笑いに包まれる中、「第二話、前半全く出てきません。正直、隣にいていいのか? と思うぐらい出てきません」と、前半に登場しないことを強くアピールした。

タイトルにちなんで「最近絶叫したことは?」という質問に、安田はトイレに行った時に「ウォシュレット(の水の勢い)が、思いのほか強くて。水が出た瞬間、わー!と(笑)」絶叫したことを告白。

最近、一人旅をしたという尾野は「隣の部屋から夫婦喧嘩の声が聞こえて。『キャー!助けてー!』って…」と聞こえたらしく、「寝られませんでした。あんな悲鳴、初めて聞きました…」とコメントして会場を驚かせていた。

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「連続ドラマW 絶叫」
3月24日(日)よりWOWOWプライムにて放送
毎週日曜よる10時から放送
監督:水田成英
原作:葉真中顕「絶叫」(光文社文庫刊)
脚本:池田奈津子
出演:尾野真千子 安田顕 小西真奈美 片桐仁 前川泰之 小柳友 郭智博 濱津隆之 奥貫薫 酒井若菜 要潤 麻生祐未

【ストーリー】 国分寺のアパート。死後半年とみられる女性の遺体が発見された。遺体は複数の飼い猫に食われ、原型をとどめていない。「よくある孤独死」と処理されそうになるが、刑事・綾乃はある違和感を抱く。ペットの猫たちのトイレトレーニングがなっていない。ペットとしてはありえないことだ。本当に猫たちは彼女のペットなのか?空の金魚鉢の中に『鈴木陽子(尾野真千子)』の通帳を見つける綾乃。遺体は『鈴木陽子・36歳』のものであるようだ。美人だが、どこか薄幸そうな地味な顔立ちの女性。「彼女はどんな人生を歩んできたのだろうか?」綾乃は陽子の人生に思いを馳せる―。