クリスチャン・ベール主演、アダム・マッケイ監督、ブラッド・ピット製作の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のチームが再集結し制作し、第91回アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した『バイス』が4月5日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、ジョージ・W・ブッシュ政権（2001年～2009年）で、“影の大統領”“史上最強の副大統領”といわれ、アメリカ史上最も権力を持った副大統領、ディック・チェイニーを描く社会派エンターテイメント。第91回アカデミー賞では俳優部門を総ナメし、作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞（クリスチャン・ベール）・助演男優賞（サム・ロックウェル）・助演女優賞（エイミー・アダムス）・編集賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞の8部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。監督は、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が第88回アカデミー賞にて脚色賞を受賞、作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・脚色賞の5部門にノミネートされたアダム・マッケイ。製作はプランBエンターテインメントが手掛け、代表であるブラッド・ピットがプロデューサーとして参加する。
チェイニー副大統領を演じるのは、『ダークナイト』や『アメリカン・ハッスル』などで知られるクリスチャン・ベール。これまで数々の作品で大幅な肉体改造を行ってきたクリスチャンは、本作でも体重を約20キロ激増、髪を剃り眉毛を脱色するなど変貌して見事な演技で魅了し、第76回ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を受賞した。このほか、チェイニーの妻役にエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役にスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役にサム・ロックウェルらオスカー候補常連の豪華キャストが集結した。
『バイス』
4月5日（金） ＴＯＨＯシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本：アダム・マッケイ
製作：ブラッド・ピット
出演：クリスチャン・ベール エイミー・アダムス スティーブ・カレル サム・ロックウェル
配給：ロングライド
【ストーリー】 「バイス」とは、バイス・プレジデント（副大統領）を指すだけでなく、“悪徳”や“邪悪”という意味もこめられている―。1960年代半ば、ワイオミングの田舎の電気工の酒癖の悪い青年チェイニー（クリスチャン・ベール）はのちに妻となる恋人リン（エイミー・アダムス）に尻を叩かれ、政界への道を志す。大統領主席補佐官、国務長官の職を経て、2001年、ジョージ・W・ブッシュ（サム・ロックウェル）政権の副大統領に就任した彼は、“影の大統領”として振る舞い始める。9.11の同時多発テロ事件では、法をねじ曲げることも、国民への情報操作もすべて意のままにし、ブッシュを差し置いて危機対応にあたり、あの悪名高きイラク戦争へと国を導いていく。
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