『ゲルマニウムの夜』、『さよなら渓谷』など国内外で高く評価されてきた大森立嗣監督が、およそ15年温めてきた自身の脚本によるオリジナル最新作で、主演にモデルのYOSHIを迎えた映画『タロウのバカ』が今秋公開となる。このほど、菅田将暉、太賀が本作に出演することが発表され、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、一度も学校に行ったことがない少年タロウの物語。自由に生きるタロウは、年上の少年エージとスギオと出会い、初めて“世界”を知ることになる。
監督・脚本・編集を務めるのは、最近では『日日是好日』や『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(2月22日公開)を手掛けた大森立嗣監督。常識の枠にとらわれない少年という難しい役どころの主人公タロウ役を選ぶため、プロダクション所属の有無は問わず、多くの俳優や若者たちを対象にオーディションを実施。イメージ通りの人物がなかなか見つからないなか、監督が以前からその存在を気にかけていたモデルのYOSHIにアプローチし、300人以上の候補者の中からタロウ役に抜擢した。
タロウに慕われ、共に行動するエージ役に菅田将暉、スギオ役に太賀が扮し、撮影当時、弱冠15歳のYOSHIは初めての演技ながら、菅田と太賀と堂々と渡り合い、鮮烈な映画デビューを果たした。
ポスタービジュアルは、奇妙な覆面を被り、鉄パイプや拳銃らしき物を手にした3人の少年の姿を写し出し、不穏な空気が漂う、ただならぬ事態が巻き起こりそうな予感が伝わってくるビジュアルとなっている。
『タロウのバカ』
2019年秋 公開
監督・脚本・編集:大森立嗣
出演:YOSHI 菅田将暉 太賀
配給:東京テアトル
【ストーリー】 少年タロウ(YOSHI)は、生まれてから一度も学校に行ったことがない。自分の年齢すら知らない。母親、家族、社会。タロウは誰からも振り向かれない。それでも自由に生きている。そんなタロウは、年上の少年エージ(菅田将暉)、スギオ(太賀)と出会い、初めて「世界」を知ることになるが…。
(c)2019 映画「タロウのバカ」製作委員会