横浜流星、飯島寛騎の先輩ライダー俳優への感謝に対し「僕も⼀応“特撮”やってたんだけど(笑)」『愛唄 -約束のナクヒト-』公開記念舞台挨拶レポート

わずか157館ながら14.9億円の大ヒットを記録した2017年公開の映画『キセキ -あの日のソビト-』のキャストとスタッフが再集結した、GReeeeNの名曲「愛唄」の映画化となる横浜流星主演の青春物語『愛唄 -約束のナクヒト-』が1月25日に公開初日を迎え、 1月26日に新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、横浜流星、清原果耶、飯島寛騎、川村泰祐監督、主題歌を担当したNo title(あんべ、ほのか、ポチ)が登壇した。

まず、横浜流星、清原果耶、飯島寛騎にお気に入りのシーンを尋ねると、横浜と清原がトオルの実家で食事をするシーンを挙げたが、横浜はさらに「シーンというか…映画を観て、いつ何が起こるかはわからないから、今、⼀度しかない⼈⽣を後悔しないよう⼤切に⽣きていこう、と思ってもらえたらうれしいです」と観客へ語りかけた。飯島が、「渡部秀さんと⻄銘駿くんというライダーの先輩⽅にお⼒を借りて、⽀えられたシーンがあります」と答えたが、それを聞いた横浜は不満げに「僕も⼀応特撮やってたんだけど」と「烈⾞戦隊トッキュウジャー」に出演していたことを指摘。「“ライダー”の先輩⽅ということで。(横浜も)もちろん⽀えてくれた先輩です」と飯島が焦りながらも、雰囲気を和ませた。

次に本作のタイトル、『愛唄 ー約束のナクヒトー』の“愛唄”にちなみ、愛してやまない“愛〇〇”を答えることに。飯島が「愛“東映”」と、東映のお馴染みの△のロゴを⼿描きしたフリップを⾒せ、「デビュー作が東映さんのライダーで、今回も東映さん。ご縁があるなと思って。今後も東映さんの期待に応えていきたいと思います」と嬉しそうに発表。清原は「愛“空”」とし、「空を⾒るのがすごく好きで、映画でも凪が空を⾒上げるシーンがいくつかあり⼤事な心情描写がされているので」と語る。横浜は「東映さんを愛しているのは当たり前です。僕は彼より前から東映にお世話になっているんですから!」と飯島に対抗しつつも、フリップには「愛“緑”」。もちろん“緑”には“GReeeeN”とルビが。「初めて買ったCDがGReeeeNさんのアルバムで、『キセキ -あの日のソビト-』に出演させていただいて今回は『愛唄』。こんなにもGReeeeNさんを愛しているのは僕しかいない」と宣言。ボードに描いたイラスト“アイウタくん”でも張り合う横浜と飯島に、「おふたりがシンクロしていて、仲良しですね」と周囲が言うと、横浜が「仲悪いみたいに言わないでください。本当は仲いいです」と飯島と顔を⾒合わせて笑った。

その後、ゲストとして、GReeeeNと⼀緒に主題歌を担当したNo titleが登場。現役高校⽣バンド、デビュー1年で今回GReeeeNが歌う主題歌にフィーチャーリング参加で⼤抜擢されたことに、ほのかが「光栄に思ったんですが実感がわかず、今も緊張しています」と述べた。今日は、GReeeeNパートもほのかが歌う特別バージョンを堂々と歌い上げ、感想を聞かれた同学年の清原は、「今、かみしめていて…言葉が出なくて。凪の気持ちに寄り添ってその目線で歌ってくださっていると以前うかがったので、それ以来凪目線で聴いていました。今日、⽣で聴けてん嬉しいです」と感極まった。横浜は「最初に聴いたとき、トオル目線でも感情移入できた⼤切な曲。すごく心を動かされました。素敵な演奏をありがとうございました」、飯島も「3⼈が⽣み出すメロディと歌声に引き込まれました。言葉ひとつひとつから思いが伝わってきました。ありがとうございます」と感動した様子だった。

最後に横浜が、「GReeeeNさんのメッセージを受け取って、親へ感謝の気持ちを伝えることができたり、⼀度しかない⼈⽣を⼤切に後悔ないように⽣きようと思うことができました。みなさんもいろんなメッセージを感じて、作品を気に入っていただけたら嬉しいです」とメッセージを贈り、舞台挨拶は終了した。

『愛唄 -約束のナクヒト-』
1月25日(金) 全国公開
監督:川村泰祐
脚本:GReeeeN 清水匡
音楽プロデューサー:JIN
出演:横浜流星 清原果耶 飯島寛騎 中村ゆり 野間口徹 成海璃子 中山美穂 清水葉月 二階堂智 渡部秀 西銘駿 奥野瑛太 富田靖子 財前直見
配給:東映

【ストーリー】 恋する勇気を持てないまま大人になってしまったトオル(横浜流星)に起きた、二つの出会い。元バンドマンの旧友・龍也(飯島寛騎)との再会、そして運命を変える詩との偶然の出会いにより、恋というものに生涯をかけて全力で駆けることになる。今まで手をつなぐことさえしてこなかったが、龍也の声に恋する勇気をもらい、その詩から、恋に生きる力をもらったトオル。詩と触れるキッカケをくれた比呂乃(成海璃子)との出会いを経て、ようやくめぐり会えた運命の少女・凪(清原果耶)。詩を綴ることをやめたその少女は、トオルに生きる意味を教えてくれた。しかし、彼女にはある秘密があった…。

©2018「愛唄」製作委員会