【超話題】スパイク・ジョーンズ監督のケンゾーCMがスゴい!しかもアノ大女優の娘が出演

 『マルコビッチの穴』『her/世界でひとつの彼女』で知られるスパイク・ジョーンズ監督がまたもやってくれた!と話題になっているのが、ファッションブランドKENZOのフレグランスCM。フレグランスCMは昔から映画スターが出演する数少ないCMのひとつで、シャーリーズ・セロン(ディオール)、ジョニー・デップ(ディオール・オム)、キーラ・ナイトレイ(シャネル)、クリス・パイン(アルマーニ)などが有名だが、スパイク・ジョーンズが監督した「KENZO World」のCMは、「フレグランスCMの最高傑作」かもしれない。
 
 見始めると思わず引き込まれてしまうスパイク・ジョーンズワールド炸裂、退屈なパーティを抜け出し変顔したかと思ったら、今までの鬱憤を爆発させるかのように美女が踊り出す…というこの映像、2001年に発表されてグラミー賞とMTVのVMAで最優秀ビデオ賞を受賞したファットボーイ・スリム「Weapon of Choice」のミュージックビデオの続編かとも思わせる。

「Weapon of Choice」ではまさかのクリストファー・ウォーケンを起用したことが見事にどハマりしたわけだが、今回も”主演”の美女が絶妙。こんなに美人でこんな大胆なダンスをしちゃうってタダものじゃないっ!と思うけれど、彼女は実は大物女優の娘。なんとアンディ・マクダウェルの娘のMargaret Qualley(マーガレット・クエリー)21歳で、長年クラシックバレエを習い、名門アメリカン・バレエ・シアターの研究生にもなっていたというからダンスが上手いのも納得。一方で16歳でモデルとしてデビューをし18歳から女優としても活動を始め、2017年公開のハリウッド版「デスノート」(NETFLIXでリリース)にも出演する。

 使用されている楽曲は オリジナル曲でSam Spiegel & Ape Drums feat. Assassin の“Mutant Brain”で、コリオグラフは大ヒット曲「シャンデリア」などの一連のSIAの曲のMVを手がけているRyan Heffington。一度見たら病みつきになる!(D姐