クロエ・グレース・モレッツ、出演最新作のプロモーションに不参加!監督のルイス・C・Kのセクハラ疑惑が影響

クロエ・グレース・モレッツが、11月17日に全米で公開予定の出演最新作であるルイス・C・K監督の映画『I Love You, Daddy アイ・ラブ・ユー、ダディ』(原題)のプロモーションへの不参加が決定したことがわかった。The Wrapが伝えている。

ChloeGMoretz

The Wrap

先日、監督のC・Kが5人の女性にセクシュアル・ハラスメント行為をしたという記事がニューヨーク・タイムズ紙に掲載された。モレッツの代理人によると、モレッツは、“複数のセクシュアル・ハラスメント疑惑をくみ取り”決断を下したようだ。

タイムズ紙にC・Kによるセクハラ被害を訴えたコメディデュオのダナ・ミン・グッドマンとジュリア・ウルフは、2012年に米コロラド州アスペンで開催されたUSコメディ・アート・フェスティバルの終了後、C・Kにホテルの一室に招かれ、セクハラ行為を受けたと明かしている。

報道後、『アイ・ラブ・ユー、ダディ』のニューヨークプレミアはキャンセルとなり、C・Kが出演する予定だったスティーヴン・コルベアがホストを務める番組「ザ・レイト・ショー」も放送見送りとなった。さらに、配給会社のオーチャードは、本作の公開日を“注意深く検討するべきである”という声明を発表した。

C・Kが番組を手がけていたTV局のFXは、「この申立ては明らかに大きな問題です。FXネットワークスとFXPは、私たちの従業員を守るために必要なあらゆる行動をとり、職場におけるハラスメント行為を徹底的に調査します」とコメントしている。

『アイ・ラブ・ユー、ダディ』は、C・Kが監督、脚本、編集、プロデュースを務めたほか、出演もしている。本作は、C・K演じるエンターテインメント業界で活躍するベテラン脚本家が、モレッツ演じる娘とジョン・マルコヴィッチ演じる映画監督の関係の進展を阻止しようとする様を描いている。

この作品はトロント国際映画祭で上映され、子どもへの性的暴行に関するジョークや、C・K演じるキャラクターの人種差別的な態度が議論を呼んだ。また、ウディ・アレン監督の名作である、10代の女優と年の離れた男性との恋愛を描いた映画『マンハッタン』(1979)と設定が似ていると非難されている。