キアヌ・リーブス「悲しみに打ちひしがれている」ランス・レディックが60歳で死去し、追悼

『ジョン・ウィック』シリーズなどに出演したランス・レディックが60歳で死去した。

▼ランス・レディックのインスタグラム(thereallancereddick)より

米メディア「TMZ」によると、ランスは3月17日の朝、ロサンゼルスにある自宅で亡くなっているのが発見された。ランスの代理人は「自然死だった」と伝えている。

妻のステファニー・レディックは、ランスが死去した翌日に彼のインスタグラムアカウントを通じてメッセージを投稿。「ランスはあまりにも早く私たちのもとを離れてしまいました。皆さんからのあふれるほどの愛とサポート、プラットフォームでシェアしてくれた美しいストーリーに感謝します」とコメントした。夫婦は2011年に結婚し、2人の子供をもうけている。

ランスは2014年に公開されたアクション映画『ジョン・ウィック』でコンシェルジュのシャロン役を演じ、2017年公開の『ジョン・ウィック:チャプター2』、2019年公開の『ジョン・ウィック:パラベラム』にも出演。最近は、3月24日に米国公開されるシリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(日本では9月公開)のプレスツアーに参加しており、亡くなる前日には愛犬との写真をインスタグラムに投稿していた。

▼ランス・レディックのインスタグラム(thereallancereddick)より

▼ランス・レディックのインスタグラム(thereallancereddick)より

訃報を受け、『ジョン・ウィック』シリーズで共演したキアヌ・リーブスと監督のチャド・スタエルスキは共同声明を発表。「愛する友人で仲間であるランス・レディックが亡くなり、私たちは深い悲しみに打ちひしがれています。彼は申し分のないプロフェッショナルで、一緒に仕事をするのは喜びでした…この作品を彼の思い出に捧げます。彼のことをとても恋しく思います」と追悼した。

▼『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の米国版予告編

『ジョン・ウィック:パラベラム』で共演したハル・ベリーはインスタグラムに、「初めて『ジョン・ウィック』の撮影セットに行った時、ランスが私にくれた大きな笑顔と心のこもったハグを決して忘れません…あなたがいなくなると寂しくなります」と悲しみをつづっている。

ランスは2002年から2008年にかけて放送されたドラマ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」でブレイクし、近年は昨年7月にNetflixで配信されたドラマ「バイオハザード」などで活躍。声優としての活動も多く、人気ゲーム「Destiny(デスティニー)」シリーズ、「Horizon(ホライゾン)」シリーズなどに出演した。

また、『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフでアナ・デ・アルマス主演の映画『バレリーナ(原題)』、2024年にディズニープラスで配信予定のドラマ「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」など複数の新作プロジェクトに参加していた。