『コーダ あいのうた』で主演を務めたエミリア・ジョーンズが、同作のキャストたちとホワイトハウスを訪問したことを自身のインスタグラムで報告した。
▼エミリア・ジョーンズのインスタグラム(emiliajonesy)より
本年度の賞レースを席捲している『コーダ あいのうた』。本作に出演したエミリア・ジョーンズ、マーリー・マトリン、トロイ・コッツァー、ダニエル・デュラントが、3月22日にホワイトハウスを訪れ、ジョー・バイデン米大統領、ジル・バイデン大統領夫人と面会した。
▼『コーダ あいのうた』の予告編
エミリアはホワイトハウスをバックにした写真をシェアし、「『コーダ』ファミリーとホワイトハウスに招待され、午後を一緒に過ごすことができてとても光栄でした」と投稿。「ジョー・バイデン大統領とジル・バイデン氏が私たちの映画をとても気に入っていると知って感動しました!ありがとうございます。忘れられない日になりました!」と振り返っている。
米メディア「Hollywood Reporter」によると、ホワイトハウスに招待されたキャストたちは、フォーラムで聴覚障害を持つアメリカ人の社会参加や雇用について話し合い、教育学博士のジル・バイデンと交流した。また、ワシントンD.C.にある聴覚障害者を対象とするギャローデット大学も訪問したようだ。(トロイとダニエルは同大学の卒業生、マーリーは同大学の名誉評議員を務めている)
▼(左から)エミリア・ジョーンズ、ダニエル・デュラント、ジョー・バイデン大統領、マーリー・マトリン、トロイ・コッツァー、ジル・バイデン博士 マーリー・マトリンのインスタグラム(themarleematlin)より
エミリアは、ホワイトハウスで米海兵隊軍楽隊が『コーダ あいのうた』で印象的に流れる楽曲「You’re All That I Need To Get By」を演奏している動画もシェア。歌を口ずさんだり、聴覚障害を持つマーリー、トロイ、ダニエルがピアノからの振動で音楽を楽しんでいる様子を公開している。
▼エミリア・ジョーンズのインスタグラム(emiliajonesy)より
『コーダ あいのうた』は、家族の中でたった一人の“健聴者”である少女とその家族の成長物語。本作は第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞にノミネートされており、受賞結果は3月28日(日本時間)に発表される。
イギリス出身で現在20歳のエミリアは、歌手&タレントのアレッド・ジョーンズの娘として生まれ、ドラマ「House of Anubis(原題)」(2011)に出演後、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)で映画デビュー。Netflixのファンタジードラマ「ロック&キー」(2020~)ではメインキャラクターのキンジー役を演じて注目を集めた。