スターウォーズ史上最大の嫌われキャラ、ジャー・ジャー・ビンクスは生存していた!

 映画史上最も人気のあるシリーズのひとつである「スターウォーズ」は、ルークやハン・ソロ、レイア姫らメインキャラクターはもちろん、チョイ役ながら抜群の人気があるボバ・フェットなど人気キャラクターの宝庫だが、ほぼ唯一と言っていいほど不人気で、嫌われキャラランキングで必ず1位になるのが、ジャー・ジャー・ビンクス。

 ジャー・ジャーはスター・ウォーズのエピソード1・2・3に登場したナブー星のグンガン人と言う種で赤いワニか小型恐竜のような爬虫類ルックスを持ち、オビ=ワンとクワイ・ガン=ジンに対してのC-3PO的存在。しかしおとぼけの愛されクラウン的な要素よりトラブルメーカーとしての働きのほうが目立ち、とにかく「喋り方がウザい」「うっとおしい」「あいつが出てくると虫酸が走る」とファンから酷評され、トントン拍子で出世した重要なポジション(これもまたムカつく)ながらエピソードを追うごとに登場シーンも激減した。

『フォースの覚醒』では、「もしやジャー・ジャーが復活するのでは?」とファンの間では悪寒が走っていたが、エピソード8では無事に出番無し、となって胸をなでおろしたファンも多いだろう。

 とはいえ、嫌われすぎであるがゆえに、なんとなく気になるのも正直なところ。

 時代的にはエピソード2と3の間を舞台としているアニメ版の『クローン・ウォーズ』にジャー・ジャーが登場したことがあるが、ジャー・ジャーは『フォースの覚醒』のころ、どうしていたのか? そもそもまだ生存しているのか?――そんな「ジャー・ジャーの今」が、スターウォーズ公式ノベルで明らかになったのだ。これは劇場映画と並行してストーリーがすすんでいる外伝クロニクル「Star Wars Aftermath」という三部作小説のひとつである最終章の「Empire’s End」のなかでジャー・ジャーに関しての記述があったことが明らかになった。
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Exclusive: Read an Excerpt from Star Wars: Aftermath – Empire’s End | StarWars.com

 このなかでナブー星に亡命してきた少年マポが、ジャー・ジャーと出会う――ジャー・ジャーは生きていたのだ。しかもジャー・ジャーはストリート・パフォーマーになっていた!!つまり本物のクラウンにw

 マポが街角の噴水のそばで子ども相手に芸を見せていたクラウンがジャー・ジャーであることに気がつくと、ジャージャーは悲しげな表情で「ジャー・ジャーはとんでもない過ちを犯してしまったのだよ。銀河帝国を助けてしまった」と、過去のやっちまった件を反省し、“遠くを見つめながら、語ったこと以上のことを知っている表情を見せた”らしい。

 実は当時、オトナのファンにはジャー・ジャーは大不人気だったが、もともと子どもたちの間ではジャー・ジャーは妙に人気だっただけに、彼の第二の人生は転職なのかもしれない……。

「Star Wars: The Aftermath 」三部作ではパート1「Aftermath」で「リターン・オブ・ジェダイ」直後、パート2「Life Deb 」で「リターン・オブ・ジェダイ」から「フォースの覚醒」まで、パート3「Empire’s End」で「フォースの覚醒」直前までを描いているとのこと。発売は2017年3月28日とのこと。(D姐