MC:即決した1番の理由はなんだったんですか?
佐藤:真面目な話をすると、もともと僕は役者としてすごく好きなんですよ。山田孝之という俳優が好きで、育ってきて、自分が『バクマン。』と、『何者』で主演をさせてもらった時に、孝之くんが出てくれたことが、すごく心強かったし、すごく嬉しかったんですよね。だから、今度は自分が孝之くんを支えようと。ダメな兄貴を支える弟として、出演できたらいいなという思いはあったんですよね。
MC:山田さん、そのお話を受けて、改めてがっつり共演されていかがでしたか?
山田:嬉しいですよ。佐藤健、大好きですから(笑)。
MC:佐藤さんは?
佐藤:本当に、楽しかったです。楽しかったですよね?
山田:楽しかった。喧嘩もなく。
佐藤:仲良くやらせてもらいました。
MC:佐藤さんは爽やかな役のイメージが多い気がするのですが、今回は真逆の左近だったんですがいかがでした?
佐藤:台本を読んだ時に、無条件の欲求として、この役をやりたいと思ったんですよ。もしかしたら、今までやったことがないとか、海外に行ってずっと肉を食ってたら、米を食べたくなるじゃないですか? それと同じ種類の欲求で、左近を演じたかった。やさぐれたかった。そういう意味でも芝居は楽しかったですね。(ファンの掲げるプレートを指差して)「健」のプレートを持っている人たちを驚かせたかったのもあって。だから、今日は本当にタバコ吸いながら出ようかなと思って(笑)。悩んだんですけど。やめました。
MC:荒川良々さんも、お二人の演技を間近に見ていていかがでしたか?
荒川:素晴らしいですよ。一言に尽きるんではないでしょうか。
MC:どんなところが(笑)?
荒川:分かるでしょうよ(笑)。見る前ですもんね、皆さん。それは見てから決めてもらいたいですね。
MC:東京国際映画祭で見た方はいらっしゃいますか?
荒川:あー、こんなにいるんだ? 東京国際映画祭はどうやったら入れるんですか?
山下:普通にチケットが売ってましたよね(笑)。
荒川:あー、普通にチケットで。今日は?
MC:チケットです(笑)。
荒川:チケット。買われた。皆んなお金を出して。ありがとうございます。それはそれは。そういうことですか(笑)。