MC:幸せにする、かっこいいですね!ありがとうございます。では中田さんはいかがですか?
中田:僕もどっちかっていうとなんですけど、どっちもどっちじゃないですかねって思います。難しかったです、この質問は。追うのも追うでいいじゃないですか。けど、追うと追われたくなるし、追われていると追いたくなるじゃないですか。でもどっちかというと、追っていたい。両手を挙げるか迷いました。
MC:なるほど!では、遊佐さんはいかがですか?
遊佐:興味ありますぅ?
中田:大丈夫です!
山田:大丈夫!
遊佐:そっちの「大丈夫です」?
山田:嘘、嘘(笑)。
遊佐:追いかけられないですもん!追いかけられないから、追いかけるしかないじゃないですか。
MC:そんなことないでしょう。
遊佐:とか何とか言っちゃって!(笑)。でも追いかけたいタイプです。
MC:そうなんですね。皆さんに追いかけたいタイプか、追いかけられたいタイプかを伺いました。それぞれのお人柄が出たような感じがしました。ありがとうございます。最後に皆さんを代表して、山田さんと齋藤さんから観客の皆さんへメッセージをいただきたいと思います。ではまず齋藤さん、お願いいたします。
齋藤:この作品は、皆さんに観ていただいて、今日の舞台挨拶みたいな和気藹々とした楽しい雰囲気も伝わったと思うんですけど、同時にすごく大切なこと、改めて当たり前ですけど時間って戻らないんだなと、そういう戻らない時間って美しくて儚くて大切なんだなということが伝わったんじゃないかなと思います。そんなことを皆さんの自分の大切な時間と重ね合わせていただけたらなと思っています。今日、もし少しでもいいなと思っていただけたら、自分のご両親だったり、おじいちゃん、おばあちゃんだったりに薦めていただけましたらすごく嬉しいです。今日は雨の中、本当にありがとうございました。
MC:ありがとうございました。それでは山田さん、お願いいたします。
山田:さっき監督が言ってくださったように、今はまだこの映画が始まったばかりなので…もちろんこの映画がたくさんの人に見てほしいということと、監督もキャストもスタッフさんも『あの頃、君を追いかけた』に関わった人全てが報われる映画にしたいと思って、主演としてやらせていただきました。この後、もしみんなを見かけたりしたら、「あ、『あの頃、君を追いかけた』に出てた人だ」ってなってくれる映画になっているということは、それぐらいたくさんの人に知ってもらったり、皆さんが会話の中で「『君追い』観た?」って言ってくれたから広まったんだと思うんです。そんな映画になればいいなと思って、撮影中もみんなのことを思って浩介を演じさせてもらっていたというか、役を生きていたので、今日からそういう『君追い』の輪が広まってもらえたら嬉しいなと思うのと、今日までがすごく苦しかったんです。「観てください、観てください」って言うのって、やっぱり僕に興味がない人、もしかしたら7人にも興味がない人にも「観てください」って言っていかなきゃいけない。けど今日始まってからは、この映画の応援隊長は皆さん一人ひとりなので、ぜひこの映画がよかったと思ってくださったら、声を大にしてたくさんの人に広めてもらえれば、僕たちみんな、この映画をやってよかったなと言えると思うんです。もしよかったと思ってくださったら、ぜひたくさんの人に届けてほしいですし、何回でも、46回でも…。
齋藤:それはたぶん観ないです。
山田:はい…。46人の人に(笑)!広めていただけたら嬉しいなと思います。本当に今日は観てくださってありがとうございました。
MC:ありがとうございました。これで、『あの頃、君を追いかけた』初日舞台挨拶を終了いたします。どうぞ皆様、盛大な拍手でお見送りください。ありがとうございました!
『あの頃、君を追いかけた』
10月5日(金) 全国ロードショー
監督:長谷川康夫
原作:九把刀「那些年、我們一起追的女孩」
脚本:飯田健三郎 谷間月栞
出演:山田裕貴 齋藤飛鳥 松本穂香 佐久本宝 國島直希 中田圭祐 遊佐亮介
配給:キノフィルムズ
【ストーリー】 10年前―。水島浩介は、クラスメイトの仲間たちとつるんではバカなことばかりをし、さしたる夢や目標も分からぬまま、お気楽な高校生活を送っていた。浩介の態度に激怒した教師が、クラス一の優等生・早瀬真愛を浩介のお目付け役に任命するまでは。真面目でお堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がザワつき始める浩介。彼と仲間たちにとって、彼女は中学時代からの憧れだったのだ。やがて、教科書を忘れた真愛のピンチを浩介が救ったことで、2人の距離は一気に縮まっていく…。
(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ