MC:皆さん初共演ということだと思いますが、現場の雰囲気、ハワイでの撮影はいかがでしたか?吉田さん、いかがでしたでしょうか?
吉田:この中で全員と共演しているのは私だけなんですけど、如何せん、今回の私の役が閉ざされた役でしたので、カメラが回っていないところでもなるべくみんなと関わらないように過ごしていましたので、撮影中の楽しいエピソードっていうのは一つもないんですよね(笑)。ただ、1回だけ4人でお昼を一緒に食べて。ハンバーガーだったかな?
村上:お昼でした?
吉田:お昼じゃなかった?
村上:ハンバーガーですか?
佐藤:支度場で…。
吉田:支度場で食べたの、虹郎くん、いなかった?
村上:あ、食べました。
吉田:食べたよね。その時に、ポテトにケチャップをつけたいって言って…。
佐野:ケチャップとマスタードを羊さんが持ってきてくれたんですよ。その時に、もう完全に母親だったんです。「あんたたち、これつけな!」って(笑)。
村上:思い出した!
佐野:「あざーっす!」とか言って(笑)。
吉田:それが本当に数少ない、和やかな思い出です。
MC:そうだったんですね。佐野さん、現場は虹郎さん、魁さんが一緒だったと思うのですが、ただ共演シーンはそんなにないんですよね。
佐野:そうなんです。2人とは実は一緒のシーンはなくて、基本的には自分一人か羊さんとのシーンになっているんですけれども。こんなにも、一緒に仕事を現場でしたわけじゃないのに、波長が合って仲良くなってしまうことってあるのだろうかというぐらい、ハワイでは2人と共に行動させてもらって、ご飯に行ったりとかちょっと散歩したりとか…自分は初めてハワイに行ったんですけど、すごく有意義な時間を過ごさせてもらって。羊さんとは正直現場中はほとんどしゃべっていなくて、終わってから仲良くさせてもらえるようになったという。
MC:本当に吉田さんはお一人でいらっしゃったんですね。
吉田:そうですね。作品に入る前に、今回の撮影は、私はマネージャーさんと同行せずに一人で乗り込んだんですけれども、監督からのリクエストで「一人で成田に行って、一人で搭乗手続きをし、一人でオアフに来てください」と言われて、「ハワイに来る前からサチでいてください」ということで、そういうリクエストがありましたので、完全に閉ざされた世界で過ごしていました。
MC:ハワイで村上さんは吉田さんと共演シーンがあったと思いますが、現場はいかがでしたか?どのような雰囲気で撮影は進められましたか?
村上:先ほどもおっしゃっていたように、羊さん…というかサチさんが、かなり自分の世界に閉じこもっているというか、もっと言うと、息子に縛られているというか時間に縛られている、籠の中に閉じこもってこっちを見ないぐらいの気持ちで、もちろん顔は合わせているんだけど、こっちを見ていないんじゃないかぐらいの関係の中で、高橋と三宅がアプローチして、カチッとどうやったら鍵穴が刺さるかなと、そこは頑張っていましたね。