【全起こし】吉田羊「撮影中の楽しいエピソードがない」、佐野玲於は一度出演を断った?「告白するようなものなので、簡単に諦められず…」映画『ハナレイ・ベイ』プレミア上映会レポート 全文掲載

MC:松永監督、「HiGH & LOW THE LIVE」を観に行って、「あ!佐野さんがいい!」と思ったんですよね。

松永:そうですね。東京ドームが会場だったので、すーごい遠くだったんですけど、すごい光っている人がいるなと思って、一緒に行った人に「あれ誰?!あれ誰?!」って言ったら、「佐野玲於っていう人だよ」って言われて、「え?じゃあ…」って言って、その日のうちにプロデューサーに連絡して「吉田さんの息子役を佐野玲於っていう人にお願いしたい」って言って。1回断られたんだよね。

佐野:いや、僕が知らない間に断られていたんですよ(笑)。

松永:忙しくてって。それでもどうしても…ここにいるメンバーが僕のたっての願いというか、自分でプロデューサーとも決めさせてもらった方なので、この人に!っていう時は、やっぱり恋しているというか告白するようなものなので、そんな簡単に諦められないと思って。そしたら2回目で出てもらえることになって、すごく嬉しかったですね。

MC:そんなキャストの方々が揃っているということですが、村上さんは、村上春樹さん原作の映画というのはオファーが来た時はいかがでしたか?

村上:嬉しかったです!僕は実はまだ原作を読んでいなくて、というのは以前から『トイレのピエタ』という作品の(主演を務めた)野田洋次郎くんの繋がりもあって…。ちょっと長いんですけれども、僕のデビュー作(『2つ目の窓』)で河瀨(直美)さんの映画に出た時に、その時のトークショーで洋次郎くんが来てくれたんですね。それで来てくれた日に、「実は今映画を撮っている」と。僕はその時は全然親交がなかったので、「そうなんですね」「初めて映画をやっているよ」と。「どんなやつなんですか?」って聞いたら、「松永さんっていう監督でさ」って言われて、「今日がクランプアップの日で撮影をしていて、トークが終わったら今から撮りに戻るんだよ」と言っていて、そんな日に来てくれたんだ!って思って、どんな作品だろう?と思って、観て。本当に僕はこの作品が好きなんですけど、だからその後も松永さんにお会いして、親交があって信頼していたので、原作を読む前から、松永さんって聞いた時点でオファーをお受けしました。

MC:そんな繋がりがあったんですね。ありがとうございます。そして、佐藤魁さんは普段はプロサーファーとしても活躍されていますが、今回は役者として出られているということで、オファーが来た時はいかがでしたか?

佐藤:びっくりしました。役に選ばれたという時に、羊さんだったり虹郎だったり、玲於だったりがいると聞いて、正直びっくりした、しかないですね。

村上:あれ、緊張してる?(笑)。

佐藤:だいぶしてます!いじんないでください(笑)。

村上:いじるよ(笑)。

MC:舞台挨拶は初ですよね?

佐藤:そうですね。ライトがピシャピシャと、いい感じです(笑)。

松永:天才ですから!天才ですよ。

村上:『テラスハウス』はこういうのなかったの?

佐藤:ないよ、ないよ。Netflixで観ることしか(笑)。

村上:あ、そうですか(笑)。ハワイに行くと魁くんが一番有名なんですよ!この玲於ちゃんを差し置いて!

佐野:僕や羊さんや虹郎っていうメンバーがいて、一緒に歩いている中で、もう魁だけが気づかれる!

佐藤:それが一番びっくりしたよ(笑)。

松永:そこにいた、たしか日本人の女の子が、吉田さんのことに気づかず「佐藤魁くんですよね?」って吉田さんに確認してたんだよね(笑)。

吉田:そうそう!「そうだよ!これこれ!」って(笑)。

松永:その前に、あなたが聞いている人、吉田羊だけどって思って(笑)。

佐藤:その時はフィーバーしてただけですね(笑)。

村上:認めるんだね、そこはね(笑)。