【全起こし】岡田将生演じる痛男に、木村文乃「この野郎!」、志田未来「嫌な気持ちに…」、夏帆「傷ついた…」 映画『伊藤くん A to E』完成披露試写会レポート 全文掲載!

MC:ありがとうございます。そして岡田さんと木村さんは初共演ということですけれども、お互いの印象は会ってみていかがでしたか?

岡田:クランクイン前に一度、監督、スタッフ、文乃さんをふまえて食事会がありまして、そのとき…あれですよね。

木村:漫画?

岡田:ね。お互い漫画が大好きで、漫画の話をずっとしていたんですよね。だからそれで仲良くなりました。

木村:今日も来てからずっと漫画の話しかしてないです(笑)

MC:漫画友達っていう感じなんですね。

岡田:「おもしろい漫画ありました?」っていう質問から始まり…。

木村:私が前におすすめした漫画を読んでくださったりとか…あれ?

岡田:あれ?

木村:違う!もともと読んでるか!(笑)

岡田:もともと読んでました(笑)。よかったー(笑)

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MC:ドキッとしちゃいましたね(笑)。なかなか皆さんが揃う機会ってこの作品ではないので、先ほど裏で見ていたら皆さん仲良さそうにされていたので、出来上がった作品が皆さんを繋いだのかなという感じもしましたけれどもね。

木村:そうですね。実際、皆で会うことって作中ではなかったんですよね。だからこうやって会うことが「あらまぁ」みたいな感じですけどね。それぞれ和気あいあいとされていて。

MC:そうですよね。そして、佐々木さん、志田さん、池田さん、夏帆さんは、なかなか痛々しいキャラクターなんですけれども、33歳の女の私から見て、どの女性にも共感できるポイントがあってとっても観ていて辛かったんですけれども、役をそれぞれ演じられてみていかがでしたか?佐々木さん、いかがでしょうか。

佐々木:私が演じたAの女、智美は、5年間(伊藤くんと)付き合っていると思いこんでおり(笑)、伊藤くんは私のことを振り回すんですけれども、本当に胸が痛かったです(笑)。私からするとなんでこんな男の人を好きになったんだろう?って思ったんですけど、智美は信じて、ずっと好きで、なんとか振り向かせたいという気持ちがすごく大きくて、そんな智美を演じていて切なかったというか、辛かったですね(笑)

MC:それぞれ伊藤に対して思っていることは違うと思うんですが…。

佐々木:でもそんな痛い姿を見て、廣木監督はずーっとニヤニヤしながら「痛いねぇ…」って言ってました(笑)

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MC:そしてBの野瀬修子。志田さんは自分の役柄をどう見ていますか?

志田:私が演じた修子は、恋も仕事も前に進もうとしていなくて、その場で停滞している女の子なんです。皆さんとちょっと違うのが、伊藤くんが好きなわけじゃなくて、伊藤くんからストーキングされていて、それを煩わしいと思っている役柄なんですね。自分のことでもいっぱいいっぱいなのに、そんな人に来られても無理だよっていう、その修子の気持ちもわかりつつ、はっきりしない修子にたまにイライラしながら演じていました(笑)

MC:監督は口数が少なめだとさっき木村さんがおっしゃっていましたけど、何かアドバイスはありましたか?

志田:人の話を聞かないってすごく言われました(笑)

MC:志田さん自身がですか?

志田:はい(笑)

廣木:ひどいね、それ。

志田:(監督が)言い終わる前に「はい。大丈夫です」って言っちゃうんですよね(笑)。たぶん聞いてないんだと思うんですけど、それに対して修子に似てるって言われたのが自分はすごく嬉しくて(笑)。「じゃあ、修子はそのままこれでいこう」と思いました。