【全起こし】小栗旬、福田雄一監督による特典コメンタリーはヤバい発言ばかりで「ピー!ピー!ピーーッ!!」の連発!?『銀魂』ブルーレイ&DVDリリース記念トークイベント 全文掲載!

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福田:2回目は笑いにくい空気でしたね。おじ様方に囲まれて。1回目はしゃべり声しか聞こえない感じでしたね。

MC:今回、オーディオコメンタリーとビジュアルコメンタリーを観させていただいて、「えぇ?!そうだったんだ!!」というのはいろいろありました。例えば、銀時の髪型にしても、ここのところは地毛でやっていた、このへんは違うとか、すごい細かいんですね。

小栗:細かいですね。もうね…もう銀髪にはしたくないです(笑)。大変でした。僕、毛がなくなっちゃってて(笑)。ぶちぶちぶちぶち切れちゃって、「福田さん、俺、このままだと地毛無理っすよね?」っていう話になって、途中から(毛を)足したりとかしました。

福田:10段階くらい毛の量が違うはずです(笑)。10回以上直してると思います。

MC:こういうことも赤裸々に語っていただいて。

小栗:そうですね。“万事屋”というシーンのところが、みんなで髪の毛に悩んでいるタイミング。

福田:その話わかってるとおもしろいよね(笑)。

小栗:そうなんですよ。“万事屋”のシーンだけ、僕も「このときなぁ…答えが出ないままやってたなぁ…」って思います(笑)。

福田:答えが出ない髪型にしてたよね、“万事屋”のシーンで(笑)。

MC:こういう感じが(コメンタリーでは)続くんですね、ゲラゲラ笑いながら(笑)。

福田:そうなんですよ。

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MC:あとは、アクションとかでこれだけのシーンで何日かかったとかありますか?

小栗:僕、新井くん(新井浩文)とは1週間くらい戦ってるんですよ。

福田:下手したら10日じゃない?

小栗:10日くらいやってるんですけど、まぁ出来上がったらあっという間に終わる(笑)。びっくりしました。

福田:船の上だけで5日かかってるんじゃないかな。

小栗:やりましたねぇ。しかもその戦いをやって、船の上やって…もう一回戻りましたよね?冒頭の橋の戦いのほうに。その頃、新井くん死にそうになってましたよ、ほんとに(笑)。「もう腕が上がらない」って言っていました。

福田:(笑)。現場にマッサージの方に来ていただいて、休憩中に全身もしよかったらって言ったんですけど、新井くんは「腕だけでいいです」って。(刀が)重いからずーっと右腕だけ揉んでもらっていましたね。

MC:川のシーンは、オーディオコメンタリーを聞いたら、グリーンバックでわざわざ囲って…。

福田:そうですね。3メートル四方くらいしか使ってないんですよ。

MC:本当の川なんですよね?

福田:そうです。戦うために水かさがあったら走れないじゃないですか。これぐらいの水かさで流れていて、このへんに水がなくて銀ちゃんがちゃんと座り込めるようになっている、それで石垣があって…という条件で見つけていたら、なんと岐阜にしかなかったんです。それで岐阜に行って、水かさ、ちょっとした岸、石垣、これだけを使っているので、その周りは緑の布で覆われているだけなんです。だから、似蔵がわーって刺してくる背景とかは全部CGなんですよね。

MC:岐阜の方が何やってるのか、見に来た方がいたって聞きました。

小栗:全部夜ロケだったので、僕らは逆に昼間から午後までは寝て、夜撮影して朝明けるまで撮って。「何でこれ、岐阜で撮る必要があるんだろう?」ってずっと思っていました(笑)。

福田:そうなんですよね(笑)。橋の上で戦ってるところまでは茨城。バーン!って下に落ちたら岐阜。

(会場爆笑)

MC:橋の上から新八とかが呼びかけたりするのは?

福田:新八が「銀さーん!!」って言ってるときは、前に誰もいません(笑)。

(会場爆笑)

福田:役者ってすごいな!と。「銀さーん!!」って言ってるときは前では何も起こってないです(笑)。

MC:それはどこなんですか?

福田:あれは茨城です。菅田くんだけが残って「銀さーん!!」と。