MC:続いて、「この人、“セカイ系”だなと感じた声優さんは?」
増田:“セカイ系”の定義が…。
住田:そうですよね。ほわっと“セカイ系”といえば?
増田:イメージですけど、監督が“セカイ系”は主人公とヒロインの大きな世界と言ったことと、もう一つ僕もいろいろ調べて、もともと起源となるのは2000年代の『エヴァンゲリオン』とか、ああいう独白の多い主人公の作品が“セカイ系”として取りあげられることがあったみたい、ということを考えると、今回ナレーションしてくれた石田彰さんは、しゃべれば僕らが幼少期にテレビから聞いていたイメージ通りなんですよ。そういう意味では、石田彰さんとして見なきゃいけない自分と、石田彰さんとして見られない自分がいるわけです。どうしたって、言葉の端々のたまに聞こえる高低差で、「はっ…!カヲルくんじゃないか…!」って…思いますよね?!
MC:俺もなるわぁ。増田くん見て思ったもん。「わぁ、勢多川だ!」って…。(※増田はアニメ『ひとりじめマイヒーロー』に勢多川正広役で出演)
増田:言うな、言うな、言うな(笑)。だいたい最近やし(笑)、すごいジャンル選んできたなぁ!
(会場爆笑)
増田:割とニッチやぞ!!もと王道せめろや!!(笑)。びっくりしたわ!!(笑)。
MC:すごいシーンがあったんだから。
増田:まぁ、すごい作品ですからね!今は流行ってるジャンルではございますけど、そういった意味では、石田さんとかは僕にとっての“セカイ系”かもしれませんね。
MC:そうかぁ、石田さんね。なるほど。さぁ、続いて参りましょう。「イメージトレーニングなど、自分だけの特別な練習方法はありますか?」
増田:東京に住んでいると、やっぱり近隣のみなさんとうまく付き合っていかなければならないじゃないですか。ただし、僕らの芝居をする世界ってそんなこと気にする人いないじゃないですか。本域で家で練習していたら、ピンポーンって鳴って、「なんや、なんや?」と。バッと見たら、「すいませーん」と青い服を着た、拳銃を携えている方がドアの前に立っていて。本当にシビれましたね…。「あ、俺、捕まる」と思いました。やっちゃいました、一度だけ。やっちゃいましたね。最近は控えるようにはしたんですけども。
住田:結構、わっと(役に)入っちゃう?
増田:やらなきゃ本番できないと思っちゃうので。先ほど冒頭で言っていただいた、『遊☆戯☆王ZEXAL』は僕の初作品だったので、家の中で普通に「うああぁぁぁ!!!」ってやってましたね(笑)。
MC:隣の人が言ったのかな。
増田:言ったんでしょうね。警察が一度来たことと、あとは僕の隣だけ、なんか入れ替わるサイクルが早いなとは思ってたんですよ(笑)。
(会場爆笑)
MC:隣がうるさいから引っ越そうとなったんでしょうね(笑)。
増田:ちょっとお値段のはってるとこかもしれないけど、広さによっては。大変なんだな、皆さんと思って。ものによっては僕がバッシング受ける可能性がありますけどね(笑)。それだけ、他の方だったらやっちゃいけないということをついやってしまうところは、僕の役者としての癖かもしれませんね。スタジオが欲しいです。防音設備。今ずっと調べています、防音設備がついた物件を。高い…。
MC:高いんですねぇ。ミュージシャンとかたまにいますけどね。
増田:羨ましいですよ。
MC:監督、どうですか。声優さんについてなんとなくわかりました?
住田:いや、ちょこっとだけ(笑)。
(会場爆笑)
増田:声優らしさっていう枠からは外れているような人間なので、僕は(笑)。
MC:これからですね。一緒に仕事をして。顔合わせもまだですよね?
住田:そうなんですよ。増田さんだけなので。
増田:ぜひとも、みなさんとお会いして、話をして。
住田:はい。頑張ります。
MC:はい、ということで、次のブロックに参りましょう。次のコーナーはこちら!「増田俊樹に演じてほしい○○」!
(会場拍手)
MC:お客さんも増田さんのファンが多いでしょうから、声を聞きたい、演じているところを聞きたいと。お題を出しますので、それに声を当てていただきたいと思います。
増田:いいイベントだなぁ。
MC:生アフレコという感じでございます。これから台詞を出しますので、増田さんに演じていただきます。まず、その台詞を出しましょう。こちらの台詞でございます、「僕はこのバラエティ番組で世界を救えるのか?」さっき石田さんが言っていたやつですけど(笑)。
増田:むしろ先輩すぎてやりやすいですよ(笑)。どうやったって敵わないのはわかっているんですから(笑)。
MC:上すぎてね(笑)。増田さんなりに演じていただきたいと思います。
増田:“!”マークついてますからね、“セカイ系”とはいえども(笑)。いやぁ、六本木でこれができるとはなぁ。
(会場爆笑)
MC:この六本木ヒルズに響く…。
住田:こだませてください(笑)。
MC:それでは挑戦していただきましょう。3、2、1、どうぞ!
増田:僕は!!このバラエティ番組で!!世界を!!救えるのかあああぁぁぁぁ!!!!
(会場拍手)