【全起こし】斎藤工、“日本のコメディアン”という共演者の無茶振りに「ノー、ノー!(笑)」映画『ラーメンテー』完成報告会 全文掲載!

MC:ちなみに、工さんは料理得意ですもんね?ドキュメンタリーで見ましたよ。すごい達者に作っているなあと思って。

斎藤:いやいや、そんなことないですよ。とんでもないです(笑)。でも、労働者の方たちが、劇中にもあるんですけど、港で貨物を倉庫に運搬する方たちの薬膳料理で、それで生まれたのが“バクテー”という、そのルーツも含めて素敵なシンガポールの郷土料理だと思いますね。

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MC:では、お隣の聖子さん、よろしくお願いします。

松田:私は今回、初めて“バクテー”をいただいたんですけど、私がいただいたものはちょっとスパイシーで、でも本当に味わい深くて。「これはラーメンが入ったらもう絶対においしいだろうなあ!」と思いました。それぐらいおいしかったです。

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MC:“バクテー”の“バ”は“肉”ですよね?“ク”が“骨”で、“テー”は“必ずお茶を飲みながら食べるというティー”という意味だそうです。

斎藤:鉄観音茶がいいらしいですよ。

MC:では、別所哲也さん、お願いします。

別所:僕も、前作の『TATSUMI』でシンガポールに行ったとき、まずエリック監督に連れて行ってもらったのが“バクテー”のお店で、そこで強烈な出会いをしたんです。日本に帰ってきて、“バクテー”を探したんですが、本格的な“バクテー”はやはりシンガポールの味が忘れられず、今回のようにラーメンとコンビネーションすることを物語にすることに感銘を受けました。実際に“バクテー”をみなさんにも味わってほしいですし、パワフルな味で、ニンニクがたっぷり入っているので元気が出る、そんなスープだと思います。ズムサタ(ズームイン!!サタデー)さんですよね?モッチー(望月理恵)にもおすすめだとお伝えください。望月さんにも。ちなみに、今日もお昼の1時からニッポン放送で望月さんと(MCの上柳さんは)4時間20分放送します(笑)。すごいですね、いないのにこんなに話題になる(笑)。

MC:いないのに(笑)。あともうひと方で最後の質問とさせていただきます。

記者:まず、斎藤工さんにお伺いしたいのですが、シンガポール滞在中に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。また、他のみなさまには撮影中に斎藤工さんとのエピソードがあれば教えてください。

斎藤:全てが印象的だったんですけど、シンガポール映画界ですね。シンガポール映画界は、エリックを筆頭にここ十数年で躍進していて。彼は、ここ数年はもちろん自分の作品を作りながらですけど、後輩を育てるということをしていて、この『ラーメンテー』の現場には本当に優秀なスタッフがたくさんいて、どの部署の人も自分のアイデアを出すし、僕も語学は全然堪能じゃないんですけど、言葉以上のエモーショナルなものを作品に込めようという、本当に素敵な現場でした。テストが基本的にないんですよ。いきなり始まるので、ドキュメンタリーのような、僕も「今から演じよう」という作為は全くない時間でした。僕もまだ観られてないんですけど、演じた記憶がないぐらい、理想的なエモーショナルな時間でしたね。

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