【全起こし】斎藤工、“日本のコメディアン”という共演者の無茶振りに「ノー、ノー!(笑)」映画『ラーメンテー』完成報告会 全文掲載!

シンガポール、日本、フランス合作映画『ラーメンテー』のメディア向け完成報告会が、10月27日(金)に第30回東京国際映画祭の会場である東京・六本木で行なわれ、キャストの斎藤工、松田聖子、別所哲也、ジャネット・アウ、マーク・リー、監督のエリック・クーが登壇した。MCはフリーアナウンサーの上柳昌彦が務めた。ここでは、そのイベントの模様を全文掲載でお届けする。

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MC:それでは、キャストのみなさん、そして監督をご紹介いたしましょう。大きな拍手でお迎えいただきたいと思います。

まず、日本勢よりご紹介いたします。主人公・マサトのおじさん、アキオ役を演じられました、別所哲也さんです。どうぞ大きな拍手でお迎えください。

そして、シンガポールの案内人、フードブロガー。シンガポールの食についてブログで日本を中心に全世界に配信し、シンガポールを主人公に案内する役、ミキを演じられました、松田聖子さんです。聖子さんは忙しいなか、一体いつ映画を撮っていたんだろうと思わずさっき聞いてしまいました。素晴らしい映画でした。

そして、主人公・マサトを演じました、斎藤工さんです。最近もシンガポールでのロケでございました。

そして、画面をご覧になって綺麗な方が映っているなぁと思った方も多いと思います。実は、斎藤工さん演じます、マサトの早くに亡くなってしまったお母さんは、シンガポールの方なんですね。女優のジャネット・アウさんです。どうぞ、お入りください。

そして、マサトと親戚関係のおじさんを演じられました、マーク・リーさんです。どうぞ、お入りください。シンガポールでとても有名な俳優、そしてコメディアンでいらっしゃいます。お料理のシーンも、斎藤工さんと“巧み”に演じていらっしゃいました。

そして、日本の高崎と、シンガポールを舞台にした映画を作ってくれませんかといったときに、この方が「ラーメンをテーマにしたい」とおっしゃったそうです。そのとき、スタッフが「ラーメンといったら『タンポポ』というすごい作品があるけど、どうしようかな」とみなさん随分悩んだそうです。でも、それがとてもいい方向に出ました。エリック・クー監督です。

伊原剛志さんは、どうしてもご都合がつかずに今日はご欠席となっています。ご了承ください。

みなさん、撮影を終えましていろんな思いがあると思います。一言ずつ、キャストのみなさん、そして監督からお言葉をいただきたいと思います。では、マサト役を演じられました斎藤工さん、よろしくお願いします。

斎藤:よろしくお願いします。マサトを演じさせていただきました、斎藤工と申します。あまりにも特別な時間だったので、一言には収められないのですが、“バクテー”というのがシンガポールにおいて労働者の食べ物で、お肉が買えなくても骨を買って、それを薬膳で煮込んだっていうのが発祥で。同じく日本のラーメンも労働者の食べ物で、単純に食べ物を合わせた物語ではなく、この作品のプロジェクトで演じさせていただいたと思っています。エリックは、僕の最終日に手作りのスープを作ってきてくれたり、マーク・リーご夫妻には連日ご飯に連れて行ってもらったり、食の友好の現場でもありました。このメンバーでここにいられることが嬉しいです。ありがとうございます。

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MC:ありがとうございました。斎藤工さんは、『blank13』という映画を撮り終えて、公開が2月ですよね。

斎藤:そうですね。エリックたちにも観ていただいて。シンガポールの国際映画祭にも出品させていただきます。