【全起こし】松本潤の存在感に坂口健太郎が驚嘆!「完全に葉山先生、“松本潤”じゃなかった」 映画『ナラタージュ』スペシャル試写会レポート全文掲載

奥浜:続いて有村さんに選んでいただいたベストはこちらです。「海外研修に行った同じ職場だった彼と自然消滅してしましました。その後、私は転職し、別の方と結婚しました。数年後、以前の職場の友人から彼が私に帰ってくるのを待っていてほしかったらしいと聞かされました。手紙の返事が来ず、もう私のことはどうでもいいのかなと思ってあきらめてしまったのですが、あの頃、携帯があったら違う未来があったのかなと、たまに思います。20年以上たちますが心の奥の方で一生忘れられない人です」、有村さんこちらはなぜ選ばれたんでしょうか?

有村:あの頃携帯があったらっていうのが、この当時は文通とかやり取りで関係をはぐくんでいったというのが、今の時代じゃない恋愛模様というか、なんかすごいピュアというか、そういう思いを感じたので、すごい恋愛だなと思って。

奥浜:距離が生む感情ってありますよね?

有村:ああそうですよね。遠距離恋愛ですもんね。

IMG_6309

奥浜:ということでこれを選ばれたと。20年以上たっているということは割と大人の方っていうことで。はい、ありがとうございます。続きまして松本さんに選んでいただいたベストはこちらです。「10歳以上歳の離れた方に恋をしています。その人に出会うまでは好きという気持ちがよくわからず、男の人と2人でご飯に行くことはあっても、恋をすることはありませんでした。その方とは会うたびにまた会いたいなという気持ちが芽生えますが、相手の都合により頻繁に会える距離ではなく、又その人の気持ちもよくわかりません。今後どうなるかわかりませんが、その方に対する私の気持ちは、私が生きてきた22年間の中で一番大きいものだと言えるような気がします」。こちらのエピソードなんですが、何故松本さんは選ばれたんでしょうか?

松本:こういう方にぜひこの作品を観てほしいと思って。22年間って言ってるから20代の若い女性の方なのかな?って想像したんですけど、両方の気持ちが相反する気持ちがあるんじゃないかなっていうことを想像して、好きという気持ちだけでなく不安だったりとかちょっとネガティブな感情も抱えながらもポジティブな方の気持ちを信じたいっていう思いが、すごくこの文章から伝わってきたなと思っていて、この後ご覧いただくと思うんですけど、今日観た映画が背中を押してくれるような作品になってほしい。今は22歳だと思いますが、もう少し歳を重ねた時に、どうなっているかわからないですけど現状が、そういう時にこの映画を改めて観るとまた印象が変わっているかもしれない、なんてことも想像しながら選ばせていただきました。

奥浜:まるで主人公の泉が書いているかのようなね。ぜひ楽しんでください。そろそろ名残惜しいんですけど、お時間が迫ってまいりました。皆さんの一生に一度の恋のエピソード本当にありがとうございました。最後に松本さんから映画をご覧になる会場の方々、そして来週の公開を待っている方々に一言メッセージをいただきたいと思います。

松本:すごい苦くて、傷ついて、恋愛って何なんだろうなって感情を掻き立てられる濃いラブストーリーになりました。皆さんに今日この場で観ていただいて、一生に一度の恋とか、自分の中ですごい大切だと思う人を考える、そんな時間になっていただけたらと思ってます。たくさんの方に愛されて、たくさんの方の心に残る作品になってくれたらうれしいと思います。よろしくお願いします。

IMG_6421

IMG_6601

IMG_6609

『ナラタージュ』
2017年10月7日(土)全国ロードショー
監督:行定勲 原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 
出演:松本潤 有村架純 坂口健太郎 大西礼芳 古舘佑太郎 神岡実希 駒木根隆介 金子大地 市川実日子 瀬戸康史
配給:東宝=アスミック・エース

STORY 大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。2人の想いが重なりかけた時、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる。

(C)2017「ナラタージュ」製作委員会