【全起こし】松本潤の存在感に坂口健太郎が驚嘆!「完全に葉山先生、“松本潤”じゃなかった」 映画『ナラタージュ』スペシャル試写会レポート全文掲載

奥浜:ここから映画についてお話を聞いていきたいと思います。さあいよいよ来週公開となります10月7日を迎えるわけですが、公開を迎えた今の気持ちを松本さん、お聞かせください。

松本:ドキドキしてます。皆さんにどう受け取っていただけるか興味があります。すごく明るいハッピーなラブストーリーではないので、皆さんの今まで経験してきた恋愛と重ね合わせてどう受け取ってもらえるか。またこれから何年かたってこの作品が自分の中に残ってて、自分が恋愛していく中で、「ああこんな映画あったな」ってなんか思い出してもらえるような、そんな大事な記憶に残る作品になってくれたらいいなと思います。

奥浜:さっき監督が観終わった後、歓声が違うんじゃないかとおっしゃってましたけど、松本さん大きくうなずいていましたけど、どんな歓声になりそうですかね?

松本:(上映後は)声を出したくなくなるんじゃないですかね。自分の中で芽生えた感情を大事に取っておきたくなるような、そんな2時間40分後になるんじゃないですかね。

奥浜:有村さん。公開控えて今のお気持ちいかがですか?

有村:そうですね、一年前なんですけど撮影が、あっという間だったなと思います。なんか公開する前って、ずっと巡っている感じなんですけど、公開される時と私の中にある『ナラタージュ』っていう作品がなくなってしまう感じがして、ちょっと悲しいなっていう気持ちになりますね。

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奥浜:坂口さん、公開を控えてどうですか?

坂口:僕も撮影をした後はいろいろな役に携わったりしたんですけど、やっぱり演じたこの役の何かが残っているんですよね。ずっと。それがやっと公開で解き放たれるじゃないですけど、少し新しい気持ちになっていく。少し不思議な感情になりました。

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奥浜:監督、いよいよ10年間温め続けた作品がいよいよ来週皆さんにご覧いただけるという今、いかがですか?

行定:そうですね、長かったんですけどもう結構忘れちゃった、この10年間を。このメインキャストの3人が10年前はありえなかったんですよね。今この3人でよかったなと思ってます。この3人にキャスティングされる前の10年間は待たなければいけなかった時間なんだろうな。やっぱり映画は作られるべき時に作られた作品って幸せなんですよ。無理くり作っちゃう時もあるんですよね。キャスティングのスケジュールが合わなかったから別の人にしようみたいな。そういうことが全くない。今回キャスティングっていうのはすごく重要で、恋愛劇っていうのは非常に皆さんの身近な感情ですよね。だから特別なことは消してないんですよ、ここに映っているものは。だからこそ嘘がつけないっていうかね。嘘をつかないで演じてくれる役者が必要で、この3人はそういう人だったということは、この映画でもすごくいかされているし、光栄だったなと思っています。