【全起こし】太賀、青春時代の憧れの人は蒼井優、中村蒼はKREVA、矢本悠馬は……!? 映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』完成披露イベント 全文掲載!

MC:皆さんリアルな年齢は20代なわけですけど、まだまだ高校生をやってみたいなっていうお気持ちどうですか。もっと次の作品でも高校生やってみたい? それともそろそろ高校生はいいかなっていう?

矢本:僕はもうそろそろ高校生は#‘%’(#&。

中村:何って言った今(笑)。

矢本:本当にお仕事いただけるのはありがたいことなんですけど、もう27になって10代の人と同い年とか、高校生の役をやるともう現場でのテンションとかも違いますし、独りぼっちになっちゃうんですよ。ジェネレーションギャップが凄すぎて。あと体力が持たないですね。大体、僕は昼ぐらいにはもう疲れてんのに、あいつら夜中までずっと元気じゃん。(今回の)こういう年の近い人だったらやりたいかな。

MC:今回は良かった?

矢本:やりやすかったです。めちゃくちゃ。

MC:監督から見てどうでした? この三人の高校生ぶりは?

廣原:撮影している時は気になってなくて、でも今話聞いてるとみんなおじいちゃんなんだなと。

太賀:おじいちゃんではないよ(笑)。

廣原:逆にリアルな高校生の年齢じゃなかったからこんだけ無邪気に大胆にやってくれたんじゃないかなっていうのはすごい思いましたね。

MC:監督はそういう意図があった?

廣原:そうですね。自然な高校生ではなくてもっと大胆な高校生であってほしいとおもいながらお願いしたので。

MC:ありがとうございます。お時間の方が近づいてまいりました。これから映画をご覧になる皆様に太賀さんと監督から一言ずついただきたいと思います。まずは太賀さんからお願いします。

太賀:この映画が完成して実際に映画を観てすごいホッとしていて、僕たちは僕たちなりにこういう青春の在り方とか、そういうものを追体験できたり、新しく表現できたりっていう達成感があって、これをどういう風に受け取ってもらうかは人それぞれだと思うんですけど、本当に年代問わず、性別問わず共感してもらったり懐かしく思ったり、女性の人は男たちの青春わかんねえなとか小ばかにしつつも、愛おしい目で観てもらえたらと思うし、男性の方は共感してもらえたらいいし、本当に気持ちのいい珍道中になっておりますので、どうか皆さん楽しんでいただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。

廣原:ばかばかしいものをたくさん詰め込んで映画作ったろって思ってやったんですけど、途中で僕もこんなにばかばかしくていいんだろうかって不安になることがありまして。でもそれを太賀君、矢本君、中村君が演じてくれた時にそのばかばかしさの中にすごい切実な大事な何かを探しているんだなっていうことを映画を作っている中で感じていました。ぜひ皆さんもこういうばかばかしさの中にも切実な何かを少しでも感じてもらえたらうれしいです。今日はありがとうございました。

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『ポンチョに夜明けの風はらませて』
10月28日(土)新宿武蔵野館他、全国ロードショー
監督:廣原暁 原作:早見和真「ポンチョに夜明けの風はらませて」(祥伝社刊)
出演:太賀 中村蒼 矢本悠馬 染谷将太 佐津川愛美 阿部純子 角田晃広(東京03) 佐藤二朗 西田尚美
配給・宣伝:ショウゲート

STORY 将来に希望を見出せないまま、ただ何となく日々を過ごしていた高校生の又八(太賀)、ジン(中村蒼)、ジャンボ(矢本悠馬)。卒業を間近に控え、又八だけが進路を決められずにいた。“ありふれた日常から抜け出したい”と、ジャンボの父親の愛車セルシオを拝借して海に向かう3人。途中で凶暴なグラビアアイドルの愛(佐津川愛美)、風俗嬢のマリア(阿部純子)も加わり、ハチャメチャな旅を続ける。一方、3人に置いてけぼりをくらった中田(染谷将太)は、又八と約束した卒業ライブに向けて1人、ギターの練習に明け暮れていた――。

(c)2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会