【全起こし】岡田准一が腹痛の演技「絶対伝わらないと思って、伝わって嬉しい!」 映画『関ヶ原』大ヒット記念イベント全文掲載!

MC:ありがとうございます。岡田さん“鬼ヒット”を掲げていましたけど今回達成されていると思うんですね。次の野望ってどのようなことを考えていますか?

岡田:大人の方も楽しめるものを原田監督作られていると思うので、原田監督の作品にまた呼ばれることを目標に。野望は、今“鬼ヒット”ですけど、鬼ヒットの上には、“修羅ヒット”っていうのがあるので。なんとか修羅まで行けたらと思っていますけど。(会場爆笑)

原田:次の現場で修羅になってもいいってこと?

岡田:監督の修羅は勘弁してもらいたい。これ以上、怒鳴っているとね、現場がもう(笑)。でも、修羅も見てみたいですね。

MC:間違いなく記事は“修羅ヒット”に。

岡田:「“修羅ヒット”を目指して」伝わるかなあ?(笑)。

MC:東出さんは次の野望な何かありますか?

東出:僕個人の野望というか、今回の『関ヶ原』で本当に多くの人に観ていただいて、歴史に興味を持っていただけたので、今後も日本古来の歴史時代劇みたいな超大作がどんどん出てきて、お客さんがより一層興味を持っていただけたらと思います。そして僕もあわよくばその端っこに映っていればと思います。

MC:原田監督、次の野望はいかがでしょうか?

原田:とりあえず『関ヶ原』をアカデミー賞に持っていきたいですよね。今月、外国語部門の選考会あるんですよね。だけどいつも僕、嫌われているもんで選ばれないんですよ。『関ヶ原』くらいはいけるかなと思うんですけど、残らないと出品はできないんですけど、どういうツテでもいいんで皆さん応援してください。(会場爆笑)

MC:実はですね、今日スペシャルゲストにお越しいただいておりまして、なんと岡田さんが演じられました石田三成の15代子孫でいらっしゃいます石田秀雄さんお呼びしております。どうぞお入りください。お越しいただきありがとうございます。石田さんは本作を試写会でいち早くご覧になっていただいたと思うんですけど、本作をご覧になっての感想と魅力を教えていただけたらと思います。

石田:36年くらい前ですかね、岡田さんが1歳かな、テレビドラマですね、これが何年かの内に映画化されたらいいなと思っておりました。私が監督になって撮ってみたいなと思っていたんですけど、原田監督が見事に達成してくれました。感謝します。この作品は戦闘シーン、人物描写がとてもスケールの大きい、本当に人物が大画面から飛び出してくるような。そういう描き方しておりまして、本当に素晴らしい作品となっております。今まで石田三成、そして小早川秀秋については、ずっといろいろな小説、ドラマで同じような捉え方をしていたんですね。三成は冷徹な官僚タイプ、秀秋は凡庸な裏切り者といったように、ずっとマイナスイメージが付きまとってました。それが今回の作品で見事に払拭され、映画の三成は人間味を兼ね備えた幅が広い人物、秀秋は利発な武将として描かれていました。非常に感心しました。これから将来これをスタートとして三成や秀秋の客観的な再評価が始まると思います。いい意味での客観的な再評価ですので、皆さんも観ていただいて、それを感じてもらったと思いますので、これからも三成と秀秋よろしくお願いいたします。原田監督、本当にありがとうございました。いい映画を作っていただいてね、これで私も死んでも死に切れます。ということで以上です。

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