【全起こし】窪田正孝、鈴木伸之から愛の告白!?「僕、窪田さんのことが好きになっちゃったんですよ」 映画『東京喰種トーキョーグール』公開記念 舞台挨拶

世界累計3,000万部の発行部数を誇る超人気コミックを実写化した映画『東京喰種トーキョーグール』が7月29日(土)に公開。8月18日、本作の公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの窪田正孝、鈴木伸之が登壇した。今回は本イベントを全文掲載でお届けする。

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MC:本日は『東京喰種トーキョーグール』公開記念舞台挨拶に来ていただいてありがとうございます。本作は7月9日に初日を迎え、原作ファンも納得のクオリティー。アクションもすごくて圧巻。たくさんの反響をいただいております。本日はファン大感謝DAY!ということでこちらの劇場に素敵なゲストを迎えます。さっそくお迎えしたいと思います。大きな拍手と歓声でお迎えください。窪田正孝さん、鈴木伸之さんです。まずはご挨拶いただきたいんですけども、公開から20日が経ちました。改めて今のお気持ちはいかがでしょうか。あと周りの方からの感想だったり、反響は来ているんでしょうか?まずは窪田さんからお願いします。

窪田:皆さん今日はありがとうございます。金木研を演じました窪田正孝です。近況ですか?

MC:ではまずは20日経っての感想を。

窪田:20日経っちゃったな…ていう。結構、舞台挨拶をやらせていただいて、二人で過ごしている間に20日経っちゃったなっていう。時間って経つの早いなって。

MC:その間にたくさんのお客さんが、今日も満員ですよ。

窪田:そうですよ。本当にもう。すごいですよ。上手く伝えられない(笑)。いや、あんまり僕が喋るとあれなので、よろしくお願いします。

鈴木:亜門鋼太郎役の鈴木です。皆さん本日はありがとうございます。夏も終盤に近づいてきて、お祭りだったりいろいろなところで楽しんでいると思うんですけど、この間“めざましテレビ”を観ていまして、窪田さんがライブやってたんですよ。そうですよね。皆さんご存知ですよね。それで舞台挨拶の最中で、何回もLINEを交換したというお話と焼肉に行くという約束を二つ、今までしてきたんですけど、一向に誘ってこないのに、ライブやってんじゃん!って思って。(会場爆笑)窪田さん、俺と焼肉忘れちゃったんすか!? 窪田さん!

窪田:何をおっしゃいますか、そんなわけないじゃないですか。ただの嘘つき野郎じゃないですか、そんなわけないじゃないですか!

鈴木:気持ちよく歌われていてかっこよかったので。誕生日もお祝いしたし、焼肉も約束したのに、LINEが一向に光らないなと思って。(会場爆笑)

窪田:今ですね、いろいろとお仕事させていただいておりまして、明日から映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』(8月19日公開、窪田、鈴木ともに出演)というのもありますからね。そうなんですよ。同じ松竹様で。そうなんですよ。僕らあまり会えなかったんですけど、鈴木君のかっこいいアクションもありますのでね。こちらの方も『東京喰種』を観た後にぜひ観ていただきたいと思いますので、本日はありがとうございました。

MC:LINE、送ってあげてくださいよ(笑)。

鈴木:そうですよ。

窪田:いやいやいや、ちゃんとわかってます。口約束には絶対しないです!…何年後かになるかもしれないけど(笑)。(会場爆笑)本当に、本当に。

鈴木:わかりました(笑)。

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MC:周りからの反響は、なにかありました?

鈴木:『東京喰種トーキョーグール』観たよって方が多くて、作品も面白かった。そして亜門もすごくかっこよかったって言ってくださる方が多くて、すごく嬉しいですし、さっき裏でマネージャーさんと、「窪田さんて次、何に出るんだろう。次の作品、一緒に出させてくれないかな」って話してたんですよ。

MC:すごい生々しい話しですね(笑)。

鈴木:それくらい、それくらい、僕、窪田さんのことが好きになっちゃったんですよ! 一緒に舞台挨拶を回らせてもらって、本当に素敵な人なんですよ。

窪田:いやいや。何をおっしゃいますか。

MC:ちなみにどんなところが一番素敵だなって?

窪田:切り込み過ぎじゃない?(笑)。

鈴木:役者としても尊敬していますし、お芝居と違った現場で会っても素敵な先輩ですし、面倒を見てくださるし、本当に素敵な方だなと。

窪田:あと焼肉連れて行ったら、100点満点ですね。

鈴木:あとLINEね。

窪田:いきなりスタンプ送るね。何の意味もなく。「はーい」「最高やな!」(スタンプを再現)

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MC:撮影はちょうど一年一カ月くらい前なんですかね。スタッフの方に聞いたらちょうど一年くらい前に、まさにクライマックスのアクションシーンの撮影がスタートしたくらいだったという。改めてスタッフに聞いても「あれ大変だった」と伺いましたけど、今思い出してどうですか?夜に始まったりしていたんですよね。

窪田:夜しか撮れないんでしょう。グールだから。人を食するのは夜だからね。月山さんも言ってるじゃないですか。美食家月山さんもディナーだって。ソテーにしてみました。そういう感じなので。

MC:夜10時から始まってずっと明るくなるくらいまで。

窪田:明るくなるまでひたすら、実際光が入ってくるところだったよね。

MC:大変でした?

鈴木:大変でしたけど、あっという間でしたね。集中していたら本当にあっという間に過ぎて、今日が最終日だってなって、最後までやってやっと無事に終わったっていう風になって、でも思い入れは一番強いシーンかもしれないですね。

窪田:映像的には10分ありますかね?真戸さんとの戦いで行ったり来たりするので、どうでしたかね。何分くらいでしたか?

観客:20分!

窪田:20分?!そんなにありました?じゃそうですね。あの20分に5日間もかかってるんですよ。CGを入れるともっと時間かかりますからね。赫子(かぐね)が“にょろろろろろろ”ってね。

MC:“にょろろ”はちょっとかわいらしい感じになってしまいますけどね。

鈴木:マスクがめちゃくちゃ暑かったんですよ。

窪田:暑かったですよ。あれ一回一回外すんですよね。外して「いきまーす」って言って何にも言わずに後ろから「はい、きてまーす」みたいな。「あっそうですよね」みたいな。早く口開いてくんないかなってずっと思ってたんですけど。伸君を噛むところから口が開くマスクに代わるんですよ。マスクが結構いっぱいありまして。

MC:何種類かあるんですよね。

窪田:あるんですよ。口が開いたマスクになってから、ようやく息ができるようになったみたいな感じでしたよ。

MC:見ていても大変そうでした? 窪田さん、暑くてその中でやっていて。

鈴木:大変そうでしたよ。息できるところ、呼吸が通じるところが、鼻の小さな穴ぐらいしかなかったので、耳の後ろくらいのところからスースー聞こえていたんですけど、そこから空気が漏れて、ここから呼吸しているんだ、窪田さんって。(会場爆笑)

窪田:エラ呼吸ですよ。伸君のクインケは大きいね。

MC:実際、持ってたんですもんね。

窪田:そうですよ。あれは重かったよね。

鈴木:大泉(洋)さんは手に持っている部分だけが本当に持っていて、あとはCGなんですよ。

MC:そりゃそうですよ。あんなビヨーンて伸びたら大変ですよ。

鈴木:それで「(大泉が)俺、肩重かったわ」とか言ってるから、いやいやいや(笑)、俺こんなの持ってるけど!?みたいな。

窪田:全然、大きさ違うしね。ちょっと楽してるよね。やっぱり大先輩ですから。ボヤキも出ますよ。(会場爆笑)

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MC:今日は“ファン大感謝DAY!”ということでたくさんのお客様がお越しくださっておりますけど、ここで皆さんの思い入れのあるシーンをぜひ伺ってみたいと思っております。BOXがありましてこれを引いていただいてお気に入りのシーンを教えていただいて、その方には素敵なグッズを差し上げようと。まずは窪田さん賞からいきましょうか。品物はこれですね。しおりとブックカバーのセットで窪田さんがギュッと握ったアイテムですね。

窪田:手汗が半端ないですね。

MC:一名の方に。座席の番号教えていただけますか。

窪田:(BOXから紙を取り出して)N-31番の方。

MC:結構あっさり言った(笑)。「Nのぉ~!」とか、あおったりするんですけど(笑)。30…みたいな。

窪田:Nのぉ~!

MC:もう遅いですよ(笑)。(会場爆笑)N―31番の方。いらっしゃいました。自分の好きなシーン教えてください。

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当選者:こんばんは。私の好きなシーンは闘うためにロッキーみたいにトレーニングをするところ。

窪田:伸君がですね。

鈴木:亜門がですか?

当選者:あ……もん?(会場爆笑)

MC:亜門も出てきたし、もちろん金木もやってたけど。

鈴木:勘違いしましたよ!

窪田:合ってますよね?サンドバックをバンバン殴ってましたよ。

当選者:あのシーンがすごく好きで。

MC:考えたらそっちの方がロッキーぽいですけど。

窪田:そうですよね。董香(清水富美加役)ちゃんにただボコボコにされているだけですけどね。鬼コーチだ、この人みたいな。

当選者:それも含めてすごい好きです。董香ちゃんにいじめられる。

鈴木:じゃあ結局、ロッキーっていうのは窪田さんの方でよろしいですね? 結局、僕は勘違いしていただけですか?

MC:そんなことないですよね?

当選者:両方共です。

鈴木:良かったです。ありがたいです。

MC:あのシーンがやっぱり観ていても萌えるというか、男心をくすぐられるというか。

窪田:一番最初に董香ちゃんに蹴られて、倒されて指をグリグリグリ(されるシーン)ってあったじゃないですか? 皆さん今観たんですよね? あの指のしなり具合は僕じゃないんですよ。(会場驚き)あんなに指、曲がらないんですよ。あれ、実は撮影助手の方の指なんですよ。

MC:あれ実際にしなってるんですか?

窪田:とんでもないくらい指があっち行っちゃったみたいに曲がる方がいらっしゃって。最初からそのシーンのそのカットはその方にしますって決められていて、僕もそのシーンはト書きで書いてあったから、一生懸命曲げていたんですよ。90度しか曲がらなくて。「大丈夫君じゃないから」って言われて、「あっそうですか。よろしくお願いします」みたいな。そういう一部があったんですね。

鈴木:ちなみに冒頭の相手の指を取っちゃうシーン。あれは人形でした。大丈夫です。(会場爆笑)

MC:それは特異体質の人がいたわけじゃないですね。

鈴木:いたわけじゃないです。あれは人形です。

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MC:ありがとうございました。続いて鈴木さん賞。何の商品かというと…。

鈴木:名刺入れとCCGのピンズをセットいしたいと思います。

窪田:これをカチャってやると大きいいクインケが出てくるんですね。

鈴木:出てくるかもしれない。行きます。Nの…。N-33番の方。すごく近い。いらっしゃいました。すみませんね、こちらの方。

窪田:もうちょっと面白い引き方ね。皆さんがワクワクするような引き方でですよね。最初にN-31番って言っちゃいましたすみません。

MC:好きなシーンを。

当選者:鈴木伸之さんが娘さんに絵本を読んであげるシーン(窪田に向かって)。あっ、ごめんなさい、鈴木伸之さんじゃなかった。窪田さんが。すみません、間違いました(笑)。

窪田:緊張している。

当選者:窪田さんが娘さんにエッセイを読んであげているところ。絵本を読んであげるところが優しそうでよかったなと。

鈴木:あそこ結構読むの苦労したんですよ。(会場爆笑)

窪田:伸くんも、ちゃんと読んでたもんね! マドクレ(真戸呉緒)さんにドーナッツの食べ方っていう本読んでたシーンあったんですよ。

鈴木:ありました、ありました。「君はこれと愛せるか」(真戸のモノマネ)(会場爆笑)似てますか?

MC:似てますよ!

窪田:若干ディスってるみたいな感じになっちゃった(笑)。

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MC:そこが良かった。ということでおめでとうございました。さあ、まだいきますよ。Tシャツが三枚ありますから。じゃあまず窪田さん一個いきましょう。

窪田:これはですね、家に帰って手洗いをして袋にまた閉じた。いや嘘なんですけどね。(会場爆笑)

MC:混ぜて混ぜてね。

窪田:まだ言いませんよ。いつ言えばいいんですか(笑)。(会場爆笑)

MC:いやいやいや言ってください(笑)。

窪田:P-10番さん。おめでとうございます。

鈴木:この中から当たる方って、すごいですよね。

MC:どのシーンがお気に入りか教えてください。

当選者:窪田さん、鈴木さんこんばんは。

窪田:どうも窪田です。よろしくお願いします。

当選者:好きな場面は窪田さんと雛実ちゃんが車の陰に隠れて、お母さんがあの…こう。

窪田:ああ。

当選者:その場面の時のお二人の表情がすごく真に迫っていて、印象に残っています。

窪田:あのシーンは実は別日で撮っていてですね、目線の先に相田(翔子)さんも伸君もマドクレ(大泉洋)さんもいなかったんですよ。いなくてですね、何を見ていたんだろ。しかも撮影の日に珍しく撮影の唐沢さんという方が…。違いますよ? 唐沢寿明さんじゃないですよ(笑)。

MC:急に唐沢寿明さんおかしい(笑)。

窪田:色々な有名な作品を撮られているんですが、今皆さんが観ていただいたものすべてを撮った方なんですね。その方が珍しく遅刻してきたんですよ。

MC:そのエピソードは、どういうことなんですか?

窪田:二人で雨の日で寒いけど頑張ろうって言ってたんですけど、曇ってたんで夏だったんですけど寒かったんですよ。寒いなって思ってて、いつまで経っても撮影が始まらないから「どういうことですか?」って聞いたら「唐沢さんがいないんだよね」って「今、車で急いでるみたいなんだけどね」って。来たら唐沢さんいきなり土下座を始めて「ほんとすみませんでした!!!!」って(笑)。そんな余談でございました。

MC:そんなシーン。ありがとうございました。もう一枚。二枚いっぺんに行く?はい。

鈴木:まずQ-13番。そしてL-15番の方。

当選者:こんばんは。う…、う…(号泣)→(会場爆笑)

窪田:えっ?

鈴木:まさか当たると思わなかったのかな。

MC:これはパッとは出てこなそうな(笑)。

鈴木:時間を取るか涙を取るかですよ。

当選者:窪君が…、

窪田:窪君はい。窪君でかまいません。

当選者:シャワー…。うっ…(号泣)→(会場爆笑)

MC:そこは結構リアルなシーン。

窪田:シャワーありましたね。ありますね。

当選者:好きです…。(号泣)→(会場爆笑)

MC:シャワーシーンがもう大好き!綺麗でよかったですよね。

窪田:綺麗ですか?本当ですか?今やってるドラマでお尻を出しているんですよ。(会場爆笑)お尻映るんじゃないかなと思ったけど映らなかったんですよね。この『東京喰種』が初めてかなと思ったんですけど、今のドラマだったんですよね。ありがとうございます。

MC:おめでとうございます。ありがとうございました。ここで改めてお二人に大きな拍手をお願いいたします。以上で終了とさせていただきます。

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『東京喰種トーキョーグール』
2017年7月29日全国公開
監督:萩原健太郎 原作:石田スイ 「東京喰種 トーキョーグール」 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載 
出演:窪田正孝 清水富美加 鈴木伸之 蒼井優 大泉洋 村井國夫 小笠原海 白石隼也 相田翔子 栁俊太郎 坂東巳之助 佐々木希 浜野謙太 古畑星夏 前野朋哉 ダンカン 岩松了
主題歌:illion「BANKA」
配給:松竹

STORY 人の姿をしながらも人を喰らう怪人【喰種(グール)】。水とコーヒー以外で摂取できるのは「人体」のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ/窪田正孝)は、ある日、事件に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故の時一緒にいた喰種の女性・リゼの臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ/清水富美加)と出会う。あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつも、やがてカネキを助ける存在となっていく。そんな中、喰種にも人間と同じように、守るべき家族や大切な友人がいること、愛する気持ちや哀しみ、憎しみといった感情があることを知り、カネキは人間と喰種、二つの世界の価値観の中で葛藤する。一方、喰種を駆逐しようとする人間側の組織・CCG(Commission of Counter Ghoul)の捜査官・亜門(鈴木伸之)、真戸(大泉洋)が現れ、熾烈な戦いに巻き込まれていくのだった…。

©2017「東京喰種」製作委員会 ©石田スイ/集英社