【全起こし】佐藤健が平成最後にしたいこと「オーロラ」「宇宙」「スカイダイビング」『サムライマラソン』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。監督は平成という概念がおありにならないと思いますので、監督にも質問がございます。ついに多くの日本の皆様にこの作品をご覧いただけるタイミングとなりました。日本の観客の皆さんには何を感じていただきたいですか?

ローズ監督:とにかく楽しんでいただきたいという気持ちが一番ですね。やはりエンタテインメントなので、観ていただいて楽しんでいただければと思います。すごく楽しさが詰まっていて、何よりワクワクできる映画だと思っているので、気に入っていただければ嬉しいです。

MC:こちらの『サムライマラソン』なんですが、日本の公開を皮切りに世界各国での公開に向けて、まさに今ここからスタートするということです。最後に佐藤さん、この作品を海外のお客様にはどういうふうに観ていただきたいでしょうか?

佐藤:答えてない人おるやん…。

MC:平成最後(の質問に)?(笑)。

佐藤:いいんですか?それは。

MC:気になりますか?

竹中:いいよ、いいよ、大丈夫(笑)。もう終わったの、その話は(笑)。

佐藤:ずっる!ずぅるー!いいんですか?こんなこと。

青木:わりとその流れですると俺は思ったけどね。

森山:何気にあなたも言ってないもんね。

青木:言った、言った。あの~、東京マラソン。締め切りがあれだったなぁ、残念だったなぁ。

佐藤:海外の方にどう観ていただきたいかですよね。やはり“和の心”ですね。監督が自由にやってくれと、今までの先入観、侍とはこうでなきゃいけないみたいな先入観を全て取っ払って、僕たちから出てくるエモーションを撮りたいから自由にやってくれと言われんたんですけど、ここに立っている全てのキャストの中に大和魂、和の心があって、昔ながらの所作の美しさだったりとか、着物の着こなしだったりとか、台詞の日本語ならではの美しさだったりとか、(監督に)自由にやれって言われても醸し出てくるものがあると思っていて。この映画を観てそういった日本人ならではの美しさみたいなものを感じていただけるんだとしたら、それは僕たちの中から出てきたもので、ぜひ海外の方たちにはそれを感じていただけたら嬉しいですね。

MC:ありがとうございました。そろそろお時間が迫って参りましたので、『サムライマラソン』公開記念舞台挨拶を終了とさせていただきます。ご登壇者の皆様、ありがとうございました!

『サムライマラソン』
2月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
監督:バーナード・ローズ
原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス 中沢敏明
脚本:斉藤ひろし バーナード・ローズ 山岸きくみ
音楽:フィリップ・グラス
衣装デザイン:ワダエミ
出演:佐藤健 小松菜奈 森山未來 染谷将太 青木崇高 木幡竜 小関裕太 深水元基 カトウシンスケ 岩永ジョーイ 若林瑠海 竹中直人 筒井真理子 門脇麦 阿部純子 奈緒 中川大志 ダニー・ヒューストン 豊川悦司 長谷川博己
配給:ギャガ

【ストーリー】 時は幕末、迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明(いたくら・かつあきら/長谷川博己)は、藩士を鍛えるため、十五里(約58km)の山道を走る遠足(とおあし)を開催する。だがこの動きが、とある行き違いにより幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に安中藩とり潰しを狙う刺客が送り込まれる。ただ一人、迫る危機を知った男・唐沢甚内(からさわ・じんない/佐藤健)は、計画を食い止めるため、走り出す─。

©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners GAGA.NE.JP/SAMURAIMARATHON