MC:青木崇高さん、お願いいたします。
青木:どうも、青木崇高です~。今日はありがとうございます。(応援グッズを持つ観客を指して)健!健!裕太!菜奈!…(自分を指して)崇高(笑)。未來!…直人(笑)。あ、(応援グッズの名前が)“太裕”になってるよ?裕太じゃなくて。逆になってる。皆さん、ご覧になっている間もずっと足元に置いてここぞとばかりに…。皆さんいらっしゃいますから、この時間を楽しんでください。どうもありがとうございます。
(会場爆笑)
MC:小関裕太さん、お願いいたします。
小関:皆さん、こんにちは!三郎役を演じさせていただきました、小関裕太です。自分がこの作品の中でびっくりしたのはやっぱりバーナード監督の視点で、日本人がこの作品を撮ると、例えば刀を鞘にカチンと収める瞬間がクールだったりするなぁと感じていたんですけど、その鞘に収める瞬間がなかったりとか、そうじゃなくて、侍のさだめに向かっていく根底のかっこよさを描いていらっしゃるなぁというのが、普通の日本人が描く時代物と違ってかっこいいなぁと感じました。こうして初日を迎えることができて、舞台で挨拶することができて嬉しく思います。本日はよろしくお願いします。
MC:竹中直人さん、お願いいたします。
竹中:(声のトーンを上げて)皆さんこんにちは!竹中直人です!(笑)。(声のトーンを戻して)みんな若いからちょっとだけ若作りしてみましたけど(笑)。バーナード・ローズ監督は本当に最高で、現場は本当に夢を見ているような時間ばかりだったんですけど、共演の若林瑠海(るか)くんという男の子が、子役の子と絡みのシーンがとても多かったので、毎日二人でいることが多かったですね。そして撮影が終わると一緒に食事に行ったりして、ホテルまでの帰り道は二人で「じゃんけんぽん!グリコ!チョコレート!」ってなかなか宿に辿り着けなかったりとか、かわいいかわいい子役と僕はずっと一緒で楽しかったですけど。でも監督は本当に最高でした。また一緒に仕事ができることを祈っています。ありがとうございました。
ローズ監督:(日本語で)そうですよね。
MC:それでは、バーナード・ローズ監督、お願いいたします。
ローズ監督:今日はこんなにたくさんいらしてくださいまして本当に嬉しいです。ありがとうございます。“時代劇”を作ることは、自分のクレイジーで奇妙な夢でもありました。今ご覧になっていただいたわけですが、今までご覧になった時代劇とはちょっと違う、私なりの時代劇を楽しんでいただけたなら嬉しいです。50年代、60年代の黒澤明ファンでもありますし、そういった味付けというのを現代風にできないかとこの作品にアプローチし、そしてここにいらっしゃる素晴らしいキャストに恵まれまして、皆さん個性的で、それぞれ違っていてユニークなものを役にもたらしてくださいました。日本で映画を作るという最高の体験をすることができて感謝しています。(日本語で)ありがとうございます。