澤村伊知原作「ぼぎわんが、来る」を、中島哲也監督が岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら豪華俳優陣を迎えて描くホラー『来る』が12月7日に公開初日を迎え、同日にTOHO シネマズ日比谷にて行われた初日舞台挨拶に、キャストの岡田准一、黒木華、小松菜奈、青木崇高、松たか子、妻夫木聡、中島哲也監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:それでは、皆様にご登壇いただきましょう。盛大な拍手でお迎えください。岡田准一、黒木華、小松菜奈、青木崇高、松たか子、妻夫木聡、中島哲也監督です!
MC:まず初めに、本作を手掛けられました中島哲也監督です。
中島:監督、中島です。初日にこの映画を選んで来て下さって、本当にありがとうございます。ギリギリまで仕上げをやっていて、間に合うかどうかっていうギリギリだったんですけど、間に合って、皆さんに観せることができてすごく嬉しいです。ありがとうございました。
MC:続きまして、野崎和浩役、岡田准一さんです。
岡田:選んで来ていただいてありがとうございます。本当に中島監督の作品に携われて、参加できたことをすごく嬉しく思える作品でした。皆さん、今観られたんですよね?どうでしたか?疲れましたか?
(会場拍手)
岡田:ありがとうございます(笑)。中島監督を味わう映画だったと思います。エンドロール前の僕の台詞が全てを表している…最後の台詞がみんな一緒に思った台詞だったのではないでしょうか。本当に傑作ができたと思います。今日はありがとうございます!
MC:続きまして、田原香奈役、黒木華さんです。
黒木:皆さんこんばんは、黒木華です。ずっと出たいと思っていた中島監督の作品に出られたことを、思い返したらすごく幸せな毎日だったなと思います。辛いこともありましたけど…(笑)。でも本当に、自分で観たときにもう、「なんてすごい映画なんだろう」っていう。だから今日皆さんが観ていただいて、どういう気持ちでどういう感情が沸いたのかっていうのがすごく気になります。今日は短い間ですが、よろしくお願いします。
MC:続きまして、比嘉真琴役、小松菜奈さんです。
小松:比嘉真琴役を演じました小松菜奈です。今日は初日ということで、たくさんのお客さんに来ていただき、ありがとうございます。私は『渇き。』から5年、撮影は日々葛藤するような、また『渇き。』の頃とは違った心境の中で日々闘っていたんですけど。いろんな愛の鞭をくらったりとか、中島監督ってこういう感じだったなとか、いろんなことを思い出して日々撮影に挑んでいました。観たときに圧倒されるものがすごくあって、気をずっと張ってしまう部分があったりとか、でもギャグみたいな笑ってしまう部分もあったりだとか、いろんな感覚で観れる映画だなと思っています。でも最後に、ぐちゃぐちゃにいろいろあったけど、オムライスの歌で支配されるっていう(笑)。その歌がずっと頭の中から離れないみたいな、子供のピュアさみたいな。結局そういうことがあっても、子供は何も感じてないみたいな部分もすごい面白くて、新感覚な感じがしました。この作品に関われて良かったなと思います。短い間ですが、よろしくお願いします。
MC:続きまして、津田大吾役、青木崇高さんです。
青木:どうも、青木崇高です!本日は数ある映画の中から、映画『オムライス』を選んで下さりありがとうございます!えー、『来る』を選んで下さって、どうもありがとうございます。拍手もすごい、皆さん手に汗握ってたんでしょうね、ビチャビチャいう音がすごい聞こえてきましたけども(笑)。もう映画は終わったのでリラックスして、ここにいる皆さんのトークを楽しんでいただけたらなと思います。今日はどうもありがとうございました。
MC:続きまして、比嘉琴子役、松たか子さんです。
松:こんばんは、松たか子です。今日は初日においで下さいましてありがとうございます。私も監督、皆さんとともにこうやって初日を迎えられて、皆さんの前でご挨拶できることをとても幸せに、誇りに思います。ありがとうございました。
MC:続きまして、田原秀樹役、妻夫木聡さんです。
妻夫木:妻夫木聡です。今日は初日に来て下さり本当にありがとうございます。長かった撮影ではあったんですけれども、でき上がったものを観たときに、映画のジャンルとかそういうことじゃなくて、映画っていうもの自体がテーマパークのアトラクションみたいな感覚になった自分がいて、怖くなったりドキドキしたり、ちょっと笑ってみたりだとか、最後にはオムライスでほんわかした気分になったり、「これほんわかでいいのか!?」っていろいろ自問自答してみるとか、そういういろんな感覚にさせてくれる1つのアトラクションみたいな映画になったなと思ってます。僕自身、中島監督という人を本当に尊敬しているんですけれども、中島さんがホラーというか怖い作品を撮るとどうなるのかっていう、僕自身がすごく期待していた作品だったので、想像以上、期待以上のものができたと確信しています。もしよろしかったら、いろんな人に勧めてもらえると嬉しいです。今日はありがとうございます!