第68回ベルリン映画祭でコンペティション部門に選出された、イザベル・ユペール、ギャスパー・ウリエル共演の映画『エヴァ』が7月7日より公開となる。このほど、日本版ポスタービジュアルとメイキング映像がお披露目となった。
英国の人気作家ジェームズ・ハドリー・チェイスの小説「悪女イヴ」を、舞台をアメリカからフランス(パリとアヌシー)に移して映画化した本作。娼婦エヴァには、フランスを代表する演技派女優として国際的にも活躍し、ポール・ヴァーホーヴェン監督作『エル ELLE』で第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたイザベル・ユペール。彼女に魅了され、堕ちていく作家ベルトランを、『SAINT LAURENT/サンローラン』、『たかが世界の終わり』のギャスパー・ウリエルが演じる。
メイキング映像では、ブノワ・ジャコー監督がベルトランという男と彼が引き起こす“破滅の始まり”を説明し、ギャスパー・ウリエルは自身が演じるベルトランとエヴァについて、「同じ種類の人間」と彼らの持つ二重性に言及している。また、ベルトランのパトロンであり、エヴァとも関わりを持つレジスを演じるリシャール・ベリ、そしてエヴァを演じるイザベル・ユペールがエヴァの存在について語っている。
『エヴァ』
7月7日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:ブノワ・ジャコー
原作:ジェイムズ・ハドリー・チェイス「悪女イヴ」(創元推理文庫)
出演:イザベル・ユペール ギャスパー・ウリエル リシャール・ベリ
配給:ファインフィルムズ
【ストーリー】 他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでいく…。
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