市川團十郎と三池崇史監督がタッグを組んだドキュメンタリー映画『襲名』が、2026年9月に全国公開されることが決定した。あわせて特報映像も世界初解禁され、三池監督、市川團十郎からコメントも到着した。

本作は、2022年に行われた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」に密着したドキュメンタリー映画。歌舞伎界の名門・市川家における最大の節目“襲名”をテーマに、約3年以上に及ぶ撮影期間を通して、「継承」と「個」の葛藤を映し出す。コロナ禍によって2年半延期となった襲名披露公演、その歴史的瞬間の舞台裏を真正面から記録している。
監督を務めるのは、『十三人の刺客』『悪の教典』などで知られる三池崇史。意外にも本作が初のドキュメンタリー映画となる。三池監督は「十三代目市川團十郎白猿とは何者なのか? シンプルに問い直したい」と語り、“圧倒的な美”を放つ團十郎の本質に迫る作品であることを明かしている。さらに、「次なる團十郎を育むという重責を負い舞台に立ち続ける男の葛藤や孤独を記録してみた」とコメントし、単なる伝統芸能の記録に留まらない人間ドラマを示唆した。
主演の市川團十郎は、「長きにわたり代々受け継がれてきた團十郎の名が、映像作品として後世に残されますことを、誠にありがたく、光栄に存じます」とコメント。さらに、「歌舞伎が広く海外の皆さまに知られ、エンターテインメントとしても親しまれておりますことを、歌舞伎俳優の一人として大変嬉しく存じます」と、日本文化が世界へ広がる意義についても語っている。
本作では團十郎襲名披露公演の祝幕を、現代アート界で世界的に活躍する村上隆が担当。その創作過程も映像内で記録されているという。歌舞伎、映画、現代アートという異なる表現分野が交差する点も、大きな見どころとなりそうだ。
作品は、第79回カンヌ国際映画祭開催中にフランス・カンヌで行われたK2 Picturesのラインナップ発表会見で正式発表され、世界へ向けて発信された。日本の伝統芸能“歌舞伎”の継承の瞬間を、壮麗な映像とともに未来へ残す作品として期待が高まる。
▼特報映像
■作品情報
タイトル:『襲名』
公開:2026年9月全国ロードショー
主演:市川團十郎
出演:市川新之助ほか
監督:三池崇史
祝幕:村上隆
製作:紀伊宗之、田中傳次郎
プロデューサー:田中傳次郎、坂美佐子
制作プロダクション:オー・エル・エム PlanD
協力:松竹株式会社
配給:K2 Pictures
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