峯田和伸と若葉竜也がW主演を務める青春音楽映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』のジャパンプレミアが2月25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆、間宮祥太朗、大森南朋、中村獅童、中島セナ、脚本の宮藤官九郎、田口トモロヲ監督ら豪華キャスト・スタッフが集結。満員御礼の会場で、作品への熱い思いを語り尽くした。

本作は、写真家・地引雄一による自伝的エッセイを原作に、脚本・宮藤官九郎、監督・田口トモロヲのタッグで映画化。1978年、日本のロックシーンに革命をもたらした若者たちの実話を基に、【D.I.Y.】スピリットで音楽業界に風穴を開けたムーヴメントの原点を描く。
ユーイチ(峯田和伸)、モモ(若葉竜也)らを支えるサチを演じた吉岡は、本作でベースに初挑戦。「ベースには初めて挑戦しましたが、やれないと決めつけてはいけないというか、やれるのだからやってみればいいみたいな。自分もそれを大切にしながら参加しました」新たな挑戦に真正面から向き合った姿勢を明かし、作品のテーマとも重なる“衝動”を体現。さらに、脚本を読んだ際の心境についても、「ヒロミの言葉に感銘を受けて、脚本を読みながらボロボロ泣いてしまいました。自分が出演する脚本で心が救われるような経験はなかったので不思議でした」と振り返り、物語そのものに深く心を揺さぶられたことを告白した。初号試写では、宮藤が「獅童さんが画面に出て来るたびにキャッキャと大喜びしていた」と暴露し、会場は笑いに包まれる一幕も。吉岡の作品愛が垣間見える瞬間となった。
バンドTOKAGEのボーカル・モモ役の若葉は、『アイデン&ティティ』に影響を受けた一人。「そのチームの一味に加われると知って、その場で『やります!』と言いました。自分の怒りやフラストレーションが蓄積された時に台本を頂き、モモがそれを言語化してくれていた。普段は一週間かかるところを2時間で覚えました」と当時の興奮を語る。そしてイベントの最後には、「ただ懐かしがる映画ではなく、今を生きる人たちが観ても当時も今も一緒だと思える作品。トモロヲ監督、映画を作り続けてくれてありがとうございます」と涙ながらに感謝を述べた。
主演の峯田は、田口組23年ぶりの主演参加。「『アイデン&ティティ』は僕にとって人生を狂わせたほど大きな出来事。23年経って再び参加でき、自分の音楽にも影響を及ぼす映画になっていると思います」と感慨を語り、「僕が上手くいかない生活の中で救いを求めたのは映画であり音楽でした。それを胸を張って好きだと言えるのが嬉しい」と観客への感謝を述べた。
企画から10年を経て完成した本作。田口監督は「死ぬまでにどうしても撮りたい映画だった」と語り、宮藤も「こんなにいいキャストが揃ったならば、10年待って良かった」と手応えをにじませた。さらに田口監督から「この脚本は宮藤君にしか書けない」と絶賛されると、宮藤は「今のを記事に書いてください!」と報道陣に呼びかけ、会場を沸かせた。










■作品情報
『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』
公開日:2026年3月27日(金)
出演:峯田和伸、若葉竜也
吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、中島セナ
神野三鈴、浜野謙太、森岡龍、山岸門人
マギー、米村亮太朗、松浦祐也、渡辺大知
大森南朋、中村獅童
監督:田口トモロヲ
原作:地引雄一「ストリート・キングダム」
脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
エンディング曲:「宣戦布告」(峯田和伸/若葉竜也)
企画製作・配給宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
ストーリー:1978年。偶然ラジオから流れたセックス・ピストルズに衝き動かされた青年カメラマン・ユーイチは、ロックミニコミ雑誌「ロッキンドール」と出会い、ライブハウスへと足を踏み入れる。そこでボーカル・モモ率いるバンド「TOKAGE」の衝撃的なライブを目撃。無我夢中でシャッターを切る。自分たちの音楽を自分たちの手で届ける――。楽曲制作からレーベル設立、ライブスタイルの革新まで、若者たちはD.I.Y.精神で新たなカルチャーを切り開いていく。その火種は、日本のロック史を塗り替える革命へと発展していく。世界を変えたのは、才能だけじゃない。音に賭けた若者たちの衝動だった。
©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会

