ゆりやんレトリィバァが長編映画監督デビューを果たした『禍禍女(まがまがじょ)』の公開直前イベント「大演説会 in 新宿・歌舞伎町」と、舞台挨拶付き先行上映会が1月28日、シネシティ広場・KABUKICHO TOWER STAGEほかで開催された。寒空の下にもかかわらず多くの観客が集まり、会場は異様な熱気に包まれた。

本作は、ゆりやん自身の恋愛経験をベースにした“恋愛映画史上最狂の復讐劇”。企画は、2021年にゆりやんが「映画監督に挑戦したい」と語ったことをきっかけに始動し、2024年のカンヌ国際映画祭開催期間中に監督デビューが発表され話題に。すでに世界22の国際映画祭に正式出品・ノミネートされ、海外映画祭4冠という異例の評価を獲得している。
イベント当日、ゆりやん監督は自ら制作した“禍禍女カー”に乗って登場。車の屋根に上がると、「支援者の皆さん!」と呼びかけ、まるで選挙演説のようなテンションで15分以上にわたる大熱弁を展開した。自身の経歴から本作に込めた想いまでを身振り手振りで語り尽くす姿は、まさに“史上最狂”の演説だった。
主演でヒロイン・早苗を演じた南沙良も途中で屋根に上がり、「スタッフとキャスト全員のエネルギーが詰まった作品です。観る人がいろいろな感情になる映画なので、ぜひ劇場で体験してほしい」と力強くアピール。ゆりやん監督については「毎朝の撮影前に『大ヒットさせるぞ!』というコール&レスポンスがあって驚いたけれど、気持ちが切り替わるいい時間だった」と撮影現場でのエピソードを明かした。
アオイヤマダは「監督はとても気配りのある方。演技のお手本を見せてくれるけれど、そのクオリティが高すぎて、毎回それを超えたいと思っていました」と語り、田中麗奈は「各部署からの愛情をエネルギーにして、どんどん怪物になっていく監督。現場から本当に愛されていました」とゆりやんの人柄を絶賛。前田旺志郎は劇中に登場する“異物混入カレー”の撮影を振り返り、「口に入れた瞬間の食感が忘れられなくて、1か月くらいカレーが食べられなくなった」と苦笑いで語った。
鈴木福は「南さんの芝居がとにかくヤバい。ミュージカルシーンもあって、『この流れでこうなる!?』と驚かされる」と見どころを紹介。本島純政は「禍禍女に追いかけられるシーンが印象的。完成映像を観たら本当に怖くて……でもこれって恋愛映画ですよね?」と監督に確認し、会場の笑いを誘った。九条ジョーは、トマトを食べるシーンで「汁の垂れ方にまでこだわって10テイク以上撮った」と、ゆりやん監督の演出への執念を明かしている。
また本イベントでは、“恋愛史上最狂の復讐劇”にちなみ、全国から集められた1,107件もの“禍禍しい恋愛エピソード”を巨大なハート型絵馬に集約。神主による御祈祷のもと、ゆりやん監督と南が「ジョーカー(浄化〜)」の掛け声で成仏させるという、強烈なパフォーマンスも行われた。
その後の舞台挨拶では、ゆりやん監督が「この映画は私の恋愛を基にしたドキュメンタリー。完成した作品を観て、間違っていたのは私だと気づいた。恋愛は二人でするものだと分かった」と率直な想いを告白。最後は観客とともに「大ヒットするぞ!」「アカデミー賞獲るぞ!」とコール&レスポンスを行い、大盛り上がりのうちにイベントは幕を閉じた。




■作品情報
タイトル:禍禍女
出演:南沙良、前田旺志郎、アオイヤマダ、髙石あかり、九条ジョー、鈴木福、前原瑞樹、平田敦子、平原テツ、斎藤工、田中麗奈
監督:ゆりやんレトリィバァ
脚本:内藤瑛亮
音楽:yonkey
製作・配給:K2 Pictures
共同製作:吉本興業
公開日:2026年2月6日(金)全国公開
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