放送開始から50年を迎える伝説の青春ドラマ『俺たちの旅』が、初の映画化作品『五十年目の俺たちの旅』としてスクリーンに帰ってきた。1月9日より全国公開中の本作を記念し、1月10日、TOHOシネマズ日比谷にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演兼初監督を務めた中村雅俊をはじめ、秋野太作、田中健、岡田奈々が登壇した。

満席の客席を前に中村は、登壇早々「目の前にお客さんがいる……!」と感慨深げな表情を浮かべ、「公開まで本当に眠れなかった。監督も務めたので、正直、お客さんが来てくれるのか不安で仕方なかったんです」と率直な胸の内を明かす。しかし満員の劇場を見渡すと、「ホッとしました。本当に良かった!」と安堵の笑顔を見せ、会場からは大きな拍手が送られた。
田中健は、公開初日に劇場で本作を鑑賞したことを告白し、「50年前にこの3人が出会ったこと自体が奇跡。そして50年後に、また同じ作品を一緒に作れるなんて……」と感極まった様子。「同じメンバーでこんなに続いている作品は他にない。ギネスレベルだよ!」と語ると、会場は温かな笑いと共感に包まれた。
久々に再集結した撮影現場について中村は、「役作りはまったく必要なかった。50年前のまま、そのまま作品の世界に入れた」と振り返り、「監督として演出もしましたが、“この3人じゃなきゃできなかった”と、改めて感じました」としみじみ語る。これに秋野太作も、「50年経っても、こうしてステージに立って話せること自体が奇跡。まだ役者を続けられていることがありがたい」と、長年支え続けてきたファンへの感謝を口にした。
作品が半世紀にわたり愛され続けてきた理由について問われると、中村は「鎌田敏夫さんの脚本、斎藤光正監督の演出、そして何よりこの3人の組み合わせ。そのすべてに説得力があったからだと思います」と分析。「現場の空気や人となりが、そのまま画面に映し出されていた」と語り、観客からは再び大きな拍手が起こった。
マドンナ的存在・真弓役の岡田奈々も、「この3人の友情はずっと憧れでした。こんな友達がいたら、年を重ねても楽しく生きていけると思います」と笑顔でコメント。和気あいあいとしたトークは、50年の歳月を感じさせない温度で進んでいった。
最後に中村は、「連続ドラマから50年が経ち、今では“青春ドラマの金字塔”と言っていただけるようになりました。これは皆さんに愛してもらえたおかげです」と感謝を述べ、「年は取りましたが(笑)、劇中ではしっかり青春しています。“切なさ”という『俺たちの旅』のテーマも大切に描きました。ぜひもう一度、そしてお友達にも勧めていただけたらうれしいです」と呼びかけ、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を下ろした。





■作品情報
タイトル:五十年目の俺たちの旅
公開日:2026年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
出演:中村雅俊、秋野太作、田中健/前田亜季、水谷果穂、左時枝、福士誠治/岡田奈々
原作・脚本:鎌田敏夫
監督:中村雅俊
主題歌:「俺たちの旅」歌:中村雅俊
配給:NAKACHIKA PICTURES
©︎「五十年目の俺たちの旅」製作委員会

