TBS系日曜劇場として一大ブームを巻き起こしたドラマ「ラストマン―全盲の捜査官―」の劇場版となる『映画ラストマン -FIRST LOVE-』が大ヒット上映中。12月29日、“2025年最後の月曜日=ラストマンデー”にあたるこの日、丸の内ピカデリーにて公開御礼舞台挨拶が行われ、主演の福山雅治、共演の大泉洋をはじめ、永瀬廉、月島琉衣、宮沢りえ、平野俊一監督が登壇した。会場は満員御礼となり、公開後の熱狂をそのまま体現するイベントとなった。

上映直後の登場となった福山は、客席を見渡しながら「上映後ということで、いつもより歓声が少なかった。それはつまり、感動して心に染みちゃっているということだと、良い方に捉えています(笑)」と、皆実広見らしいユーモアを交えた挨拶で観客を和ませた。一方、皆実のバディ・護道心太朗を演じた大泉は、「泣ける!笑える!という反響をいただいていますが、今回は笑いにシフトした護道さんを演じています。笑っていただければそれでいいです!」と力強く呼びかけ、会場から大きな拍手が送られた。
本作の完成度について問われた福山は、「試写を観たとき、素直に泣けました」と率直な思いを吐露。自身が演じた皆実の青年時代を演じた濱田龍臣との縁にも触れ、「15年前に『龍馬伝』で僕の子ども時代を演じてくれたのが濱田くん。その彼がまた僕の“過去”を演じてくれたことで、嘘のない、真実味のある人物像になったと感じました」と、感慨深げに語った。
舞台挨拶では終始、福山と大泉の軽妙な掛け合いも炸裂。福山の肉体美の話題になると、大泉が「鍛えている人は絶対に脱ぎますからね!」と切り込み、福山が「筋肉が出たがっているだけです」と返す場面もあり、会場は笑いに包まれた。そんな二人の関係性について、永瀬廉は「ワンシーンごとに話し合い、若手にも気さくに声をかけてくれる。自然とワンチームにしてくれる力が本当にすごい」と尊敬の眼差しでコメント。月島琉衣も「スタントに頼らない福山さんのアクションが本当にカッコよかった」と目を輝かせた。
さらに、皆実の“初恋の人”ナギサを演じた宮沢りえは「来年のお正月に、今度は一観客として映画館で観たい」と語り、作品への深い愛情をのぞかせた。イベントの締めくくりで大泉は「新年も『ラストマン』を観て、元気をもらってもらえたら」とPR。福山も「本作はエンターテインメントでありながら、人生や愛について深く考えさせてくれる映画。お正月もぜひ楽しんでください」と呼びかけ、さらなるヒットを誓った。
公開からすでに動員25万人を突破し、満足度97.1%、オススメ度99.3%という驚異的な数字を記録中の本作。最強バディが魅せる“泣いて笑える”物語は、年末年始も引き続き劇場を熱く盛り上げてくれそうだ。







■作品情報
タイトル:『映画ラストマン -FIRST LOVE-』
出演:福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、ロウン、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也、宮沢りえ
脚本:黒岩勉
監督:平野俊一
主題歌:福山雅治「木星 feat. 稲葉浩志」
配給:松竹
公開日:2025年12月24日(水)
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