映画ラストマン -FIRST LOVE-が、2025年12月24日、全国公開初日を迎えた。クリスマスイブのこの日、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が実施され、主演の福山雅治と共演の大泉洋が登壇。ドラマシリーズから続く“最強バディ”が、満員の観客に向けて笑いと感動に満ちたトークを繰り広げた。

冒頭、全盲のFBI捜査官・皆実広見を演じる福山は、「雨のお寒い中ありがとうございます。そして……メリークリスマス!」と温かな挨拶。作品について「映画、泣けましたか? 笑ってしまうところもありましたか?」と観客に問いかけると、場内は大きな拍手に包まれ、「いい映画の証拠です!」と確かな手応えを口にした。
一方、孤高の刑事・護道心太朗役の大泉は、観客との軽妙なやり取りで会場を沸かせつつ、「クリスマスイブにこうして皆さんの顔を見ると、本当に幸せな気持ちになる。これからは毎年一緒に迎えたい!」と宣言。冗談交じりながらも、観客への深い感謝と作品への思いをにじませた。
舞台挨拶では、アクションシーンの裏話も披露。大泉は「銃の練習をして現場に行ったら、急に“ここは肉弾戦で”と言われた」と苦笑しつつ、ケガに細心の注意を払った撮影を回想。福山も「脚本にない動きを自分から提案した」と語り、格闘技から着想を得たアクションへのこだわりを明かした。さらに北海道出身の大泉がリクエストした“雪原シーン”を巡るエピソードでは、二人の息の合った掛け合いが会場を笑いに包んだ。
主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」についても言及され、福山は制作秘話として「稲葉さんから“もっと声を聴きたい”と言っていただいた」と明かし、クリエイティブなセッションの充実ぶりを語った。
イベント終盤、大泉は「皆実の初恋と北海道の雪景色が美しく描かれた、クリスマス公開にぴったりの映画。大切な方々と観てほしい」と呼びかけ、福山はサブタイトル『FIRST LOVE』に触れ、「人は互いに助け合って生きている。世界には愛が必要で、愛に溢れている――それをこの映画で表現できたと思う」と力強く語り、初日舞台挨拶を締めくくった。







■作品情報
タイトル:映画ラストマン -FIRST LOVE-
出演:福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、ロウン、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、木村多江、吉田羊、上川隆也、宮沢りえ
脚本:黒岩勉
監督:平野俊一
企画プロデュース:東仲恵吾
主題歌:福山雅治「木星 feat. 稲葉浩志」
配給:松竹
公開日:2025年12月24日(水)全国ロードショー
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