ゆりやんレトリィバァの初監督映画『禍禍女(まがまがおんな)』より、本編の衝撃を収めた本予告映像と、鮮烈なビジュアルで魅せる本ポスターが解禁された。さらに、本作は第36回シンガポール国際映画祭(SGIFF)アジア長編映画コンペティションに正式選出され、主演の南沙良が最優秀主演女優賞にノミネートされる快挙も発表された。

これまで詳細が伏せられてきた本作だが、解禁された本予告ではその狂気的な物語の全貌がついに露わに。“好きな人が、別の人を好きだった——。”淡い失恋の痛みから始まる映像は、急速に“愛と狂気”の渦へ飲み込まれていく。南沙良演じる主人公・上原早苗の「私の方が可愛いやんか!」という嫉妬に満ちた叫び、髙石あかり演じる寺本唯の「スキなのは、私だけのはずだけど!」という迫力の表情など、観る者の記憶に刻まれる台詞とともに物語は凄まじい速度で変貌。
ホラー、恋愛、ヒトコワ……とジャンルが転がるように変わり続ける映像構成も印象的で、謎の霊媒師を演じる斎藤工、さらに物語を狂わせ恐怖を決定づける存在《禍禍女》の登場が、物語の先をますます掴ませなくしている。
同時解禁となった本ポスターは、無数のハート、乱れた長髪、真紅のリップとマニキュアが鮮烈にあしらわれたビジュアル。そして、女性の口元に添えられたターコイズグリーンの瞳——その禍々しさは圧倒的。この女性こそ《禍禍女》なのか?目玉の意味とは?恋愛と狂気が掛け合わされた、象徴的かつ衝撃的なポスターに仕上がっている。
『禍禍女』は世界22の映画祭で正式出品・ノミネートされ、すでに海外映画祭で4冠達成という異例の快進撃を見せている。今回、歴史あるシンガポール国際映画祭アジア長編映画コンペティションに選ばれ、南沙良が主演女優賞にノミネート。ゆりやん監督と南沙良は、12月6日・7日の公式上映後Q&A、12月7日の授賞式に登壇予定。海外での5冠目獲得にも大きな期待がかかる。
▼本予告映像
■作品情報
『禍禍女』
公開:2026年2月6日(金)全国公開
出演:南沙良
前田旺志郎/アオイヤマダ/髙石あかり/九条ジョー/鈴木福
前原瑞樹/平田敦子/平原テツ
斎藤工/田中麗奈
監督:ゆりやんレトリィバァ
脚本:内藤瑛亮
音楽:yonkey
製作・配給:K2 Pictures
共同製作:吉本興業
制作プロダクション・共同製作:エピスコープ
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