「時計をすると時間の使い方に責任を感じて背筋が伸びます」鈴木京香、“時の人賞”受賞で語った“時”への特別な想い

俳優の鈴木京香が、この一年で最も輝いた人物に贈られる「時の人賞」を受賞。12月4日(木)にマンダリンオリエンタル東京で開催された「Preciousウォッチアワード2025」贈賞式に登壇し、2025年を振り返りつつ、来たる2026年への展望、そして“時間”に対する自身のこだわりをたっぷりと語った。

『Precious』『MEN’S Precious』が、その年の新作時計の中から“真に価値ある逸品”を選び表彰する「Precious WATCH AWARD」。今年の“時の人賞”として名前を呼ばれた鈴木京香は、華やかなドレス姿で登場。プレゼンターの能聡子・『Precious』ブランド室長から盾を受け取ると、満面の笑みを見せた。

能室長は選出理由について、「表紙やアート特集でのご出演をはじめ、今年公開された出演作からも深い感銘を受けました。アートへの敬愛をお持ちで、時を越えて愛される価値観を体現している方」とコメントし、会場からは大きな拍手が送られた。

MCから受賞の感想を聞かれた鈴木は、「ちょっと照れていますが、大変ありがたい賞をいただき感激しています」と柔らかく語り、会場を和ませた。2025年の活動については、映画『グランメゾン・パリ』出演をはじめ多忙を極めた一年を振り返り、「今まで以上に早く過ぎていきました。それだけ充実した仕事に取り組めているおかげ」とコメント。多くの現場を駆け抜けた自らを静かに労う姿が印象的だった。

さらに、『Precious』の表紙撮影については、「期間限定で管理させていただいている建築で撮影しました。好きなアートを置いた空間での撮影はやはり印象深いですね。仕上がりの写真も素晴らしかった」と語り、アートへの深い思いをのぞかせた。

「ご自身にとって時計とは?」という問いには、「時計をすると、時間の使い方に責任を感じて背筋が伸びます」と、見出しにふさわしい力強い一言を披露。“時間を大切に生きる人”としての凛とした姿勢が、会場の空気を引き締めた。

続いて「大切にしている時間」について聞かれると、「朝が好きです。ロケでは早起きして、夜明け前の美しい風景を見ながらコーヒーを飲む時間が特に幸せ」と、ささやかな日常の喜びを語った。

最後に「2026年はどんな“時”を過ごしたいか」と問われた鈴木は、「この57年間、得難い経験をさせていただきました。これを一つひとつ磨いていって、次の仕事に活かしたいです」と真摯に回答。

さらに、「ありがたいことにお仕事が決まっているので、全力投球で行けたら」と力強く意気込みを語り、観客からは温かな拍手が送られた。フォトセッションでは華やかな笑顔を見せ、式典は大きな余韻を残して幕を閉じた。

■イベント概要
Preciousウォッチアワード2025
開催日時: 2025年12月4日(木)
会場: マンダリンオリエンタル東京「3F グランドボールルーム」

© Precious WATCH AWARD 2025 / SHOGAKUKAN