木村拓哉「皆さんが前に進み続けるための力になることを願っています」サプライズ祝福に笑顔弾ける!

映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)の通天閣タクシーセレモニー&大阪ステーションシティシネマ舞台挨拶が、11月12日(水)に大阪で実施され、主演の木村拓哉、倍賞千恵子、山田洋次監督が登壇。会場に詰めかけた観客500名超を前に、作品の魅力と撮影秘話を熱く語り、大阪ならではの温度感に包まれたイベントとなった。

舞台挨拶は、公開を間近に控えたキャスト陣の胸中を語るトークからスタート。85歳の“マダム”高野すみれを演じた倍賞は、「たくさんの方に観ていただいて、出てくるのが恥ずかしいような気がして…」と緊張を交えながらも嬉しさを語り、自身の178本目の出演作であることも明かすと、場内から大きなどよめきと拍手が巻き起こった。 

タクシー運転手・宇佐美浩二を演じた木村拓哉は、「500名以上の方にお集まりいただいたと伺いました。本当にありがたく思います」と落ち着いた笑顔で挨拶。さらに大阪の思い出について問われると、幼少期の関西ゆかりのエピソードや、大阪城ホールの熱狂ぶりをユーモア交えて語り、「その代わりMCに関してはものすごく厳しいです(笑)」と会場を大いに沸かせた。 

翌日11月13日が木村の誕生日ということで、舞台挨拶後半にはサプライズが。劇中のタクシーを精巧に再現した特大バースデーケーキが登場し、倍賞が“HAPPY BIRTHDAY”のカチューシャをつけて生歌唱をプレゼント。美声が響き渡る中、木村は照れながらも大笑いし、倍賞と温かいハグを交わすなど、この日一番の祝福ムードに包まれた。 

会場を通天閣へ移して行われたタクシーセレモニーでは、木村が助手席の倍賞を乗せ、沿道のファンの大歓声の中ゆっくりドライブしながら登場。まるで劇中のワンシーンが再現されたかのような瞬間に、会場は最高潮の盛り上がりとなった。

倍賞は「感動しています。ドキドキしています。」と胸の高鳴りを語り、木村も「こんなに沢山の方が…ありがたいです。」と感謝を述べた。 山田監督も久々の通天閣に「今夜は一際かっこよく見える」と喜び、「今日は“OSAKAタクシー”ですね」と笑顔を見せた。

印象的だったのは、作品について語った木村のメッセージ。「浩二は劇中で“今を生きているからこそ起こり得る大きな間違い”を犯します。その間違いをただ否定するのではなく、彼の答えとして受け止めてほしい。そしてこの作品が示すように、“間違いを間違いのまま終わらせず”、皆さんが前に進み続けるための力になれば嬉しいです。」と語り、会場は静かな感動に包まれた。 

■作品情報
タイトル: 『TOKYOタクシー』
公開: 2025年11月21日(金)全国ロードショー
出演: 倍賞千恵子/木村拓哉
蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン
マキタスポーツ、北山雅康、木村優来、小林稔侍、笹野高史
監督: 山田洋次
脚本: 山田洋次、朝原雄三
原作: 映画『パリタクシー』
配給: 松竹

©2025 映画「TOKYO タクシー」製作委員会
Remake rights: courtesy of Pathé- Une HIRONDELLE PRODUCTIONS
Based on the film “UNE BELLE COURSE” written by Christian Carion and Cyril Gély directed by Christian Carion
© 2022 – UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS – PATHE FILMS – ARTEMIS PRODUCTIONS – TF1 FILMS PRODUCTION