北村匠海「この映画の底力を噛みしめるような日々」『愚か者の身分』公開御礼舞台挨拶

映画『愚か者の身分』(監督:永田琴、配給:THE SEVEN/ショウゲート)の公開御礼舞台挨拶が、11月7日(金)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、主演の北村匠海、共演の林裕太、田邊和也、嶺豪一が登壇した。

満員御礼の会場で北村は、SNSなどで寄せられた反響に触れながら「『国宝』や『爆弾』などの作品がある中で本作をチョイスしてくださり、沢山の方にお越しいただきこの映画の底力を噛みしめるような日々でした」と感謝を述べた。また、俳優仲間からも反応が届いたと明かし、「松本潤さんから熱いご連絡をいただいて、こんな方々が観てくれているんだという喜びがありました」と、しみじみと喜びを噛みしめた。

弟分・マモルを演じた林は、「家の隣の人も『観たよ!』と言ってくださって、地元の友達も観てくれて嬉しかった」と笑顔を見せた。さらに「まだ本作を観ていない人にも届いて、何かを感じて欲しい。皆さんの隣にいる人や大切な人に勧めていただきたいです」と客席に呼びかけ、温かな拍手を浴びた。

SNSでも話題を呼んでいる闇ビジネス幹部・ジョージ役の田邊は、ポケットから“金歯”を取り出して「どうも、金歯です!」と自己紹介し、まさかの黄色い歓声を浴びた。「“本当にいそう”“会ったら目を逸らす”などの感想が嬉しかったです」と笑顔を見せた 。また、北村は「(田邊と嶺の)お二人が本当は優しい人であるという事が伝われば今日はそれでいいかな」と優しい眼差しを向け、「タクヤにとってジョージと佐藤は嫌いと怖いの象徴。だから二人に会うのは……嫌でした!」と会場を笑わせた。

綾野剛とのアクションシーンについて北村は「戸愚呂弟と戸愚呂弟が戦っているように見えた。アクション部もNetflix『幽☆遊☆白書』と同じだったので」と回想。田邊は「綾野さんには俳優としての包容力があって、安心してボコボコにさせていただきました」と語り、場内は和やかな笑いに包まれた。

原作は第2回大藪春彦新人賞受賞作・西尾潤の小説「愚か者の身分」(徳間文庫)。永田琴監督が北村匠海、綾野剛、林裕太ら実力派キャストを迎え、闇ビジネスに手を染めながらも抜け出そうとする若者たちの3日間を描く。トリック感のある構成と社会的テーマを織り交ぜた逃亡サスペンスとして、高い評価を集めている。

■作品情報
タイトル: 『愚か者の身分』
出演: 北村匠海/林裕太/山下美月/矢本悠馬/木南晴夏/綾野剛
監督: 永田琴
脚本: 向井康介
原作: 西尾潤「愚か者の身分」(徳間文庫)
主題歌: tuki.「人生讃歌」
製作: 映画「愚か者の身分」製作委員会
製作幹事: THE SEVEN
配給: THE SEVEN/ショウゲート
公開日: 2025年10月24日(金)全国公開中
PG-12/130分

©️2025 映画「愚か者の身分」製作委員会